米英のF-35Bが護衛艦「かが」に降りるかも。
艦名非公開の潜水艦も参加海上自衛隊は2025年8月5日(火)、西太平洋でイギリス、アメリカ、オーストラリア、スペイン、ノルウェーの5か国と共同訓練を始めたと発表しました。
西太平洋を進む護衛艦「かが」(画像:海上自衛隊)。
期間は8月4日(月)から12日(火)までで、参加艦艇は以下のとおり。
・海上自衛隊:3隻
護衛艦「かが」、護衛艦「てるづき」、潜水艦(艦名非公開)
・イギリス海軍:4隻
空母「プリンス・オブ・ウェールズ」、駆逐艦「ドーントレス」、フリゲート艦「リッチモンド」、給油艦「タイドスプリング」
・アメリカ海軍:4隻
空母「ジョージ・ワシントン」、巡洋艦「ロバート・スモールズ」、駆逐艦「シャウプ」、強襲揚陸艦「アメリカ」
・オーストラリア海軍:1隻
駆逐艦「ブリスベン」
・スペイン海軍:1隻
フリゲート艦「メンデス・ヌニェス」
・ノルウェー海軍:1隻
フリゲート艦「ロアール・アムンセン」
空母2隻を中心に、全通甲板を備えたヘリコプター搭載護衛艦や強襲揚陸艦など6か国計14隻からなる陣容です。
また、空母「プリンス・オブ・ウェールズ」にはイギリス空軍のF-35B戦闘機などが搭載されているほか、強襲揚陸艦「アメリカ」にはアメリカ海兵隊も乗り込んでいるため、彼らも本訓練に参加しています。
なお、イギリス海軍によると、この6か国共同訓練は航空作戦能力に焦点を絞った行動で、日本艦隊と連携してF-35Bの複合作戦を演練する予定としています。よって、米英のF-35B戦闘機が、空母化した「かが」で発着艦の訓練を実施する想定もあるようです。
このあと8月から9月にかけてイギリス空母「プリンス・オブ・ウェールズ」および駆逐艦「ドーントレス」、ノルウェーのフリゲート艦「ロアール・アムンセン」が横須賀港や東京国際クルーズターミナルに寄港する予定です。