「乗りものニュース」では、2025年7月31日(木)から8月7日(木)にかけて、読者アンケートを実施。「高速バスの利用頻度」や「何時間まで乗っていられるか」などについて意見を募集しました。
【ええっ!? 意外とイケる…?】アンケート結果を見る(写真)
「高速バスの利用頻度」に関する質問では、「半年に1回程度」が最も多く、全体の37.6%を占めました。次いで「数年に1回程度」が30.6%、「1か月に数回」が15.5%と続きました。つまり、今回は高速バスの乗車経験が一定程度ある人が主に回答を寄せてくれました。
そのうえで、「何時間まで高速バスに乗っていられるか」の答えは、以下の通りとなりした。
・5時間~10時間:35.3%
・2時間~5時間:27.9%
・10時間以上:27.5%
「2時間以下」と答えた人は全体の10%以下でした。高速バスなら、2時間以上乗っているのが普通である、と捉えることもできそうです。
むしろ夜行は「長いほうが」とはいえ、何時間乗っていられるかという感覚は、「昼行便」か「夜行便」かで大きく異なることも明らかになっています。「5~10時間」と回答した人の多くは、「夜行便であれば苦にならない」と述べています。
「寝てれば着く距離であれば乗れるので。となると約8時間ちょっとになる」(30代・男性・首都圏在住)
「夜間バスならほぼ寝ることで時間が潰れるので」(50代・男性・近畿在住)
「日をまたいで(夜を明かしての)乗車する」(40代・男性・中部在住)
むしろ、夜行便の場合は「長時間である方が良い」という人も多くいます。
「夜行バスに限るが、6時間程度だとあまり寝たという感じがせず、余計に疲れるので、8~10時間程度がちょうどいいかと。昼行バスは、基本的には寝る必要のない短距離がメイン(空港リムジンバス程度)」(40代・男性・首都圏在住)
「普段の睡眠時間と照らし合わせて、高速バスで移動中に仮眠をした場合に10時間以下が最適だと思いました」(50代・男性・北関東在住)
「短すぎると逆に寝る時間が少なくなってしまうので、8~9時間くらいがちょうど良い」(50代・女性・首都圏在住)
長めの睡眠を確保できることが、快適な夜行バス移動のポイントとする意見も見られました。
一方で、夜行便ではなく昼行便を好むという声もあります。
「夜便で長いのがしんどいですね。昼便なら長くても大丈夫」(50代・男性・首都圏在住)
「バスが好きというのもありますが、昼行便なら車窓や休憩箇所でのグルメを楽しめ、夜行便なら昼行便にはない設備や景色が楽しめるので」(20代・男性・首都圏在住)
「夜行バスは眠れないので乗らないようにしています。昼間の運行であれば休み休みで乗れると思います。新宿-高山線は何度か乗ったことがあるので。」(40代・男性・首都圏在住)
ちなみに、新宿-高山(岐阜県)線は一般道を走る距離が長く、約5時間45分かかる路線です。また、「途中のサービスエリアを楽しむ事が出来る」(70代以上・女性・首都圏在住)ことが昼行便の魅力だという声もありました。
「夜行バスなら寝てるので10時間まで耐えられるため。昼行バスなら4時間まで」(40代・男性・近畿在住)というように、便のタイプによって限界が変わるという意見も聞かれました。
やっぱりある「夜行の限界」夜行便は5時間以上が当たり前、といっても、やはり“限界はある”という声もあります。
一般的な4列シート車のイメージ(画像:写真AC)。
「東京から京阪神方面くらいなら乗り通せる。それ以上はさすがに乗れない」(30代・男性・首都圏在住)
「乗りっぱなしだと、横浜(東京)→大阪が体力的にも限界。
距離に加えて、座席の種類に関しても、耐えられる時間が異なるという声も。
「今現在の夜行高速線の座席が良く改良されているから」(60代・男性・首都圏在住)
「座席形状によりますね。2列シートならば10時間も可能ですが、4列シートなると5時間を越えるとツラい」(50代・男性・首都圏在住)
長時間乗車には形状や快適さも重要なポイントとなるようです。
このほか、「ギリギリしんどくならないのが10時間くらい」(30代・女性・近畿在住)、「飛行機や鉄道に比べて安いのであれば、我慢出来る」(40代・男性・首都圏在住)といった、費用対効果を重視する声もありました。
●アンケート実施概要
・調査機期間:2025年7月31日(木)12時ごろから8月7日(木)14時ごろまで
・調査方法:Googleフォームを利用しての調査
・対象:「乗りものニュース」のSNS(Twitter、Facebook)のフォロワーなど
・有効回答数:258