お盆期間は、空港や航空便の混雑が予想されます。久しぶりに国際線に乗るため、乗り方がわからなくなってしまった――という人も。
2025年のお盆期間は、空港や航空便の混雑が予想されます。とくにこの期間、お盆休みを取れた人のなかには、コロナ禍から数年を経て久しぶりに国際線に乗るため、乗り方がわからなくなってしまった――という人も少なくないでしょう。旅客機に乗るまで、乗客はどのように行動するのが良いのでしょうか。JAL(日本航空)に国際線の乗り方を聞きました。
JALの機体(乗りものニュース編集部撮影)。
今回は羽田・成田空港から海外に出発するケースを想定して質問しました。
――空港には、出発時刻のどれくらい前に着くのがいいのでしょうか?
空港へはお時間に余裕をもってお越しください。繁忙期は空港駐車場並びに空港ターミナル内、また、荷物預けおよび保安検査に時間を要することも予想されるため、遅くても便出発の60分前までにご搭乗手続きをお済ませください。
――羽田空港まで何で行くのが良いのでしょうか?クルマ・バス・電車などありますけど…。
夏休みやお盆のシーズンは駐車場の混雑が予想されており、羽田空港によれば、駐車場は満車になったり数時間待ちになることもあるとのことです。
――保安検査場の混雑を事前予測するツールなどはありますか?
羽田空港、成田空港がそれぞれWebサイトにて混雑が予想される時間帯をご案内しています。成田空港ではリアルタイムで待ち時間の目安をご案内しています。
――空港についてバタバタしないように、何か準備は必要でしょうか?
ご出発便の24時間前から、JAL Webサイトやアプリから搭乗手続きができるオンラインチェックインをご利用いただくことができます。お手続き時に座席指定(既に指定済みの場合は座席変更)も可能です。また、空港ではお待たせせずにスマートにお荷物をお預けいただける自動手荷物預け機をご利用ください。
また、預け荷物の重量やサイズ、機内持ち込み制限品などを事前に確認いただけますとスムーズです。JALのウェブサイトで詳細をご確認ください。
国内線と国際線、違いも?――保安検査場の混雑を減らすために、乗客が心がけるポイントはありますか?
機内への持ち込み荷物は最小限にしていただけますと、保安検査もスムーズに通過していただくことができます。また機内の手荷物収納も混雑が予想されますので、可能な限りお手荷物をお預けいただくと、より快適にご搭乗いただけます。
また、保安検査場では、ジャケット、ベルト、時計、アクセサリー類などを外す必要がありますので、事前に準備しておくとスムーズです。
――飛行機に持っていけない荷物はどのようなものがあるのでしょうか?
詳細はWebサイトをご確認ください。
・容器1つにつき100ミリリットル以下
・複数容器の場合1リットル以下のジッパー付き透明ビニール袋に入れる
・1人1袋に限る
――搭乗口には、出発の何分前までに到着しておくのが望ましいのでしょうか?
便出発の30分前には搭乗口にお越しいただく必要がございます。
――JAL便への乗り方で最近変わったこと、注意しなければならないポイントなどありますか?
成田空港、羽田空港では「Face Express」というサービスを導入しています。チェックイン時にパスポートとお客さまの顔を照合し顔情報を登録することで、保安検査場や搭乗口にてパスポートと搭乗券の提示が不要となるというものです。
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「スマホなどのデジタルデバイスの活用」「公共交通で早めに空港へ向かう」というポイントは国内線と共通しているものの、荷物の制限などは「国内線はOKだけど国際線ではNG」といったものもあるようです。