補給艦まで引き連れて何を?
中ロ合同艦隊が宗谷海峡を通過防衛省・統合幕僚監部は2025年8月8日、奥尻島(北海道)の北西約320kmの海域で、中国海軍のミサイル駆逐艦と補給艦、ロシア海軍の駆逐艦を確認したと発表し、自衛隊が撮影した写真も公開しました。
海上自衛隊のP-3C哨戒機。
今回確認されたのは、中国海軍のルーヤンIII級ミサイル駆逐艦(艦番号134)、フチ級補給艦(艦番号886)、ロシア海軍のウダロイI級駆逐艦(艦番号564)の3隻で、8日に宗谷海峡を通過したとしています。
ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦は052D型とも呼ばれ、現在も建造が続く中国海軍の主力艦です。ウダロイ級駆逐艦は、旧ソ連が開発した大型対潜艦で、ステルス性を考慮して凹凸を減らした昨今の軍艦と比べると、無骨な外観が特徴です。
なお、これらの艦艇は7月24日に対馬海峡を通過したことが確認されていました。
これに対し、防衛省は護衛艦「むらさめ」、第2航空群のP-3C哨戒機により、警戒監視・情報収集を行ったとしています。