「車内トイレがついてる場合、トイレ休憩で外に出れない場合がありますが、長時間になると座りっぱなしは疲れる。車内トイレ+外の空気を吸うタイミングも同時に欲しい」(30代・女性・近畿在住)。
【アンケート結果】実は“トイレ”は1位じゃない!「高速バスに必要なサービス」結果(画像)
「乗りものニュース」では2025年7月31日(木)から8月7日(木)にかけて、高速バスに関する読者アンケートを実施。「高速バスに乗るうえで必須だと思うサービス」について意見を募集したところ、冒頭の声をはじめ多くの意見が寄せられました。
回答者の約65%が「トイレ休憩」「車内トイレ」を必要と回答し、それぞれ全体の3位・4位に入りました。
「同じ姿勢でいるのもつらいので、トイレ休憩は欲しいです。ついでに軽食を買うことができればなおよいです。車内のトイレがないと不安になるので」(40代・男性・首都圏在住)
「トイレ休憩は、同姿勢での長時間は、辛いし気分転換にもなるし私は喫煙者なので嬉しいです」(60代・女性・北関東在住)
数時間座り続けることは身体的・精神的に負担となり、「解放休憩無いのは辛かった」(40代・男性・北関東在住)との声も。お尻や腰の痛みを訴える人もいました。トイレ以外にも「喫煙」「飲食やお土産購入」「散歩で体をほぐす」といった“気分転換”の意味合いが大きく、「SAでの休憩が楽しみ」(60代・男性・首都圏在住)とする人も少なくありません。
また、一般的に休憩時間は1度につき10分~30分程度ですが、これをやや短いと感じる利用者もいるようです。
「短時間じゃなく、食事・買い物休憩を含めで、集合時間をきちんと定めて長時間休憩を設けてほしい」(50代・男性・北海道在住)
「サービスエリアの観光込の長時間休憩があっても良い。昔の東海道昼特急で昼ごはん休憩45分って事例もあった様に、観光+移動って高速バスがあっても良い」(50代・近畿在住)
特に昼行便では睡眠をとらないため暇を持て余しがちなことから、こうした意見が出ていると考えられます。
バスから出られないケースもあり得るただし、休憩があるからといって車内トイレが不要というわけではありません。
車内トイレのイメージ。「安心感」はあるが、実際に利用する人は少ない(画像:関東バス)。
「特に車外に出て息抜きできるトイレ休憩と保険の意味での車内トイレは必要」(60代・男性・首都圏在住)
「腹が弱いのでトイレなし車両は不安」(40代・男性・九州・沖縄在住)
「車内にトイレがあると安心」(10代・男性・首都圏在住)
「車内トイレは使用したことはないですが、安心感が違う」(50代・女性・首都圏在住)
「自分が良く利用するのは、夜行バスなので、トイレ休憩は必須条件です。水分補給するとトイレが近くなってしまいますが、車内にトイレ設備があれば水分補給も気兼ねなくできる」(40代・男性・首都圏在住)
車内トイレはあまり使われない傾向にありますが、車内にトイレがあることは「安心材料」として選ばれる傾向にあるようです。
さらに、「渋滞時のトイレが安心」(50代・男性・中部在住)、「事故渋滞などで、サービスエリアに入れないことがあると、車内トイレはあったほうが良い」(40代・男性・首都圏在住)といった声もありました。
このため、車内トイレの有無が予約時の決め手になるという意見も少なくありません。
「トイレがないと、鉄道を利用する」(60代・男性・中部在住)
「トイレは必須です。設備のないバスはその他の環境が揃っていても候補にいれません」(40代・女性・北関東在住)
予約サイトでは「トイレの有無」を検索できるため、条件に合わなければ他の交通手段を選択する利用者もいるようです。
加えて、「視覚障害がありSA/PAを自由に移動するのが困難だから」(30代・男性・首都圏在住)という、バリアフリーの観点からも車内トイレが必要という意見もありました。