海上自衛隊は2025年8月21日、米豪主催の多国間共同訓練「タリスマンセイバー25」の動画を公開しました。
【動画】え、演出凝ってる!? これが「いせ」ほかの演習動画です
オーストラリア沖などで19か国が参加したこの訓練に、海上自衛隊はヘリコプター搭載護衛艦「いせ」と護衛艦「すずなみ」、輸送艦の「おおすみ」を派遣していました。
動画は派遣された3隻の映像を編集して製作されていますが、演出などが効いておりPVのようになっています。艦上の127mm砲を射撃する様子なども描写されています。
なお、「タリスマンセイバー25」の演習終了後、「いせ」と「すずなみ」は、ニュージーランドの首都ウェリントンに入港しましたが、ニュージランド国防省によると、日本の戦闘艦が同港に立ち寄ったのは、1973年に寄港した護衛艦「きくづき」以来で約半世紀ぶりの出来事になったそうです。
「いせ」「すずなみ」の2隻は、ニュージーランド海軍の多目的艦「カンタベリー」とともに艦隊を組んでウェリントンへと向かいました。その後、「カンタベリー」の先導のもと、ウェリントン港へと入港。「いせ」と「すずなみ」はアオテア埠頭に3日間滞在し、8月11日に出港しています。入港前にはニュージーランド空軍のP-8「ポセイドン」哨戒機とも対潜水艦戦闘訓練を実施しています。
タリスマン・セイバー25は7月13日から8月4日まで行われました。