自動運転レベル2のトラックを使用

 ホームセンター「コーナン」を運営するコーナン商事と、自動運転システムを手掛けるT2は2025年8月29日、コーナンで扱う商品を自動運転トラックで幹線輸送する実証を、関東~関西の高速道路の一部区間で9月に始めると発表しました。

【写真】これが「自動運転トラック」です

 コーナン商事では、コーナンの商品を関西から関東まで長距離輸送するケースが多く、今後のトラックドライバー不足の可能性を見据えて対策を検討してきたといいます。

 今回の実証は、T2が7月に開始した商用運行で使用している自動運転レベル2のトラックを用います。コーナン商事が、コーナンで販売する工具や家庭雑貨品などの自社ブランド商品を大阪の貝塚流通センター~神奈川の川崎ベイ流通センター間で運びます。

 自動運転は、輸送ルート上の高速道路の一部区間でドライバーが乗車して行い、技術面・オペレーション面で持続可能な物流体制を構築していけるかを検証します。9月18日から計4回実施予定です。

 T2は、2027年から自動運転レベル4による幹線輸送の開始を目指しています。両社は今回の実証の結果を踏まえて、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送でも協業を検討していくとしています。

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