伊丹空港内をガンダムバスで見学

 日本航空(JAL)は2025年8月31日、大阪府の伊丹空港で、親子向けイベント「空港見学バスツアー・ガンプラ組み立て教室」を開催しました。

【画像】旅客機の離着陸や整備が目の前で…これが、イベントの様子です

 応募総数は3700名を超え、約42倍の倍率の中、当選者89名のうち77名がイベントに参加しました。

イベントは3組に分かれて実施されました。

 空港見学では、9月5日から大阪・関西万博と連動して大阪府内で運行を開始する「JAL×ガンダム レストランバス」を使用し、空港内の施設を巡りました。格納庫ではエンジン交換の様子を間近で見ることができたほか、最後のグループとなった第3組では、万博向けにガンダムとJALがコラボした特別機「JALガンダムJET」の着陸の瞬間にも立ち会うことができました。

 施設の解説を担当したのは、JAL国内線の現役パイロット・秋田剛志さんです。ちょうど、ボーイング787と767が連続して離陸する場面があり、滑走路付近でバスを停車させ、実際にエンジン音を聞きながら、モデルが新しい787のエンジンがどれほど静かかを解説しました。

 このとき、参加していた子どもが「ロールス・ロイスだ」と発言すると、秋田さんは「お、すごい! よく見てるね。隣にいる767はGE、ゼネラル・エレクトリックのエンジンを使っているんですよ」と返しました。

 また秋田さんは、「飛行機を操縦する楽しさは、離陸と着陸にあります。国際線のほうが華やかなイメージを持たれるかもしれませんが、この離陸と着陸をたくさん楽しめるのは国内線なんです」と語り、国内線パイロットの仕事の魅力を子どもたちに伝えていました。

 このほかにも、空港用消防車による放水訓練の見学や、「JAL×ガンダム レストランバス」で提供されるジュースの試飲なども行われました。

 イベントに参加した兵庫県の小学校低学年の男の子は、普段はアントノフAn-225やエアバスA380といった大型機が好きだそうですが、「飛行機が近くで見られて楽しかったです」と、至近距離で見ることで別の迫力があったことを嬉しそうに話してくれました。

 なお、イベントではこのほか、JALの整備士が講師を務めるガンダムシリーズのプラモデル「ガンプラ」の組み立て教室も実施されました。

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