新型「プレリュード」発売! 「え、値段同じ!?」

 ホンダが2025年9月4日、新型2ドアクーペの「プレリュード」を翌日に発売すると発表しました。2023年のジャパンモビリティショーでの初公開から約2年を経て、満を持しての登場です。

その一方、同日には別の車種の値上げが公式ウェブサイトで発表されており、ネット上では「どっちを選ぶか」と議論も巻き起こっています。

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 新型プレリュードのパワーユニットは2リッター直噴、自然吸気の直列4気筒エンジンに、2つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e:HEV」を採用。スペックはエンジンが最高出力141ps、最大トルク182Nm、モーターは同じく184ps、315Nmを発揮します。燃費はWLTCモードでリッター23.6kmです。

 また、トランスミッションには新機構のCVT「Honda S+ Shift」を採用。CVTでありながら8段ギアを持つミッションのような疑似的な変速フィールを再現し、操る楽しさを追求しています。

 シャシー周りはシビックタイプRをベースに専用のセッティングを施しました。フロントブレーキにはブレンボ社製の大容量タイプを装着しています。またVGR(可変ステアリングギアレシオ)を採用している点も、4WS(4輪操舵システム)などの装備に積極的だった、歴代プレリュードのファンにとって嬉しいポイントでしょう。

 新型プレリュードは通常グレード1種のほか、2トーンカラーも選べるオンラインストア限定モデル「Honda ON Limited Edition」をラインナップ。月販300台を目標に設定します。価格は税込みで617万9800円です。

 同じく9月4日には、シビックタイプR「RACING BLACK Package」の受注再開と値上げも告知されました。受注を再開するのはRACING BLACK Packageのみで、新価格はプレリュードと全く同額の、617万9800円(旧価格:599万8300円)となります。

 ネット上では早くも“タイプRかプレリュードか”という議論が巻き起こっており、なかには「どちらが好みですか?」という投票をSNS上で行っている人も。「タイプRもシレっと値段上がってるし」「(プレリュードの)見た目は好みなんだけどね」「(もしかして)プレリュード結構お得?」「同じ価格ならタイプR」などと、意見は分かれているようです。

 その一方で、新型プレリュードについては「それはそれとして乗ってみたいよな」など、期待を寄せるコメントも投稿されています。

 今回、ホンダは全国一部のディーラーで、プレリュードをレンタカーとして貸し出す新サービスも開始する予定。より多くのユーザーへ、プレリュードの魅力を伝えたい考えです。

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