広瀬川の新しい橋!

 仙台市は2025年9月17日、市内の広瀬川で架け替え工事が進められている宮沢橋について、2026年9月の開通を目指す方針を明らかにしました。

【画像】おお、便利! これが、宮沢橋開通後のネットワーク

 同日、市議会本会議で自民党の猪又隆広議員の質問に対し、市建設局の佐藤秀樹局長は「地域の皆様の期待も大きいことから、適切な工程管理に努め、令和8年(2026年)9月をめどに開通できるよう鋭意努力する」と答えました。

 新しい宮沢橋は、若林区と太白区を結ぶ橋として建設中です。既存の宮沢橋は、幅員約14mの2車線ですが、その約30m上流に、幅員26m、両側に歩道を備えた4車線(右折レーンを含めると5車線)の新橋が架けられています。

 宮沢橋の橋脚部分の工事はおおむね完了しており、今後は道路への接続のための盛り土や舗装工事を進める予定です。

 この区間が完成すると、仙台市南西部の幹線道路である国道286号(秋保通)と、2023年3月に開通した市街地側の都市計画道路「宮沢根白石線(南鍛冶町・舟丁工区)」が接続されます。現状でも往来は可能ですが、6車線の秋保通に対し、2車線の宮沢橋は狭く、複数回の右左折が必要です。

 川の北側で接続する宮沢根白石線(南鍛冶町・舟丁工区)は、広瀬川付近から市街地を北上し、JR線と立体交差して仙台駅の東側に抜ける南北道路です。鉄道交差部では、地上の在来線と上空の新幹線の間に橋を通しています。車線数も4~6車線と広く、北は国道45号までつながっています。

 これにより、仙台南部道路の山田IC付近から秋保通を経て仙台駅東口へ直通するとともに、国道45号経由で三陸自動車道(仙台港北IC)へ通じる、市街地を貫通する一大ネットワークが形成。旧国道4号などが通る仙台駅西側の都心部を避け、駅東側へのスムーズな迂回ルートが確保されます。

編集部おすすめ