JR東海が2025年2回目となる「超電導リニア体験乗車」のイベントを11月に開催します。今回は、7月から走行試験を開始した新しい試験車両に初めて乗れる機会となります。
【どう変わったの?】これがイベント初登場の「新リニア試験車両」です(写真で見る)
今回乗車できるのは、L0系改良型試験車の新たな中間車「M10」です。この車両は、L0系改良型試験車をブラッシュアップした発展型。車体表面に、サメ肌を模した微細な溝構造を持つ「リブレットフィルム」を貼るなどの工夫により、16両換算で約1%の空気抵抗の削減を実現しています。
車両の設計は日立製作所と日本車輌製造が、製作については日立製作所が担当。2025年7月からは山梨リニア実験線において、既存のL0系改良型試験車・L0系と連結しての走行試験が行われています。
今回の体験乗車イベントは、11月6日(木)と7日(金)の2日間にわたり、山梨実験センター(山梨県都留市)で開催されます。募集枠は2座席1セットの180区画、合計360座席で、6日は6便、7日は3便を運行する予定です。各便とも20区画(40座席)の募集となります。
申し込みは最大2区画までで、参加料金(税込み)は1区画4400円、2区画8800円となります。募集は先着順ではなく抽選制。10月14日の17時までJR東海のホームページにて申し込みを受け付けています。
JR東海によると、イベントでは時速500kmでの走行体験のほか、M10の特徴である白色の客室空間や新カラーの座席、天井全面へのプロジェクション演出なども楽しめるとのことです。