ホンダ製の交換式バッテリーを初採用!

 ヤマハ発動機は2025年11月19日、交換式のバッテリーを採用した電動スクーターの「JOG E」(以下、ジョグE)を、12月22日より東京・大阪地域で先行発売すると発表しました。

【外観も一新!】これが電動になった「ジョグ」です(写真で見る)

 原付一種モデルとなるジョグEは、動力用電源にホンダ製の交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」(以下、モバイルパワーパック)を、ヤマハの2輪車として初めて採用しました。

1充電当たりの走行距離は53km(30km/hでの定地走行)と公表していますが、充電切れの際は交換ステーションでバッテリーごと交換でき、実質的に充電の待ち時間が発生しないのが特徴です。

 今回は車体のみの先行販売という形式をとっており、バッテリーの交換など実際の運用には、バッテリーシェアリングサービスの「Gachaco(ガチャコ)」との契約が別途必要です。また、同サービスの拠点は2025年現在、東京都(42か所)と埼玉県(2か所)、大阪府(7か所)の3都府県にあるため、まずは東京都と大阪府の一部店舗でのみ取り扱う計画です。

 ジョグEの車体サイズは全長1795mm×全幅680mm×全高1140mm、シート高は740mmとなっています。駆動用モーターは後輪に内蔵する「インホイール」タイプで、2.3psの最高出力を発揮します。

 先行販売価格は税込み15万9500円。電動原付としてはかなり安い価格ですが、前出したガチャコの利用を想定し、バッテリーを付属しないためです。なお、2026年後半にはバッテリーと充電器がセットの通常販売も予定しています。

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