アメリカの代表的な戦闘機F-16「ファイティングファルコン」とF/A-18「スーパーホーネット」は今も空軍と海軍で現役ですが、そもそも両機種は1970年代のアメリカ空軍で小型かつ安価な戦闘機の座を争い、F-16が採用された「過去」があります。その後、F-16は世界中の空軍で採用され4600機以上がつくられるベストセラーに。
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F-16とF/A-18は、アメリカ空軍が主力機に予定したF-15が高性能だったものの高価で配備数を増やしにくかったため、安価で昼間の戦闘に使う補助用の軽量戦闘機が出来ないかというのが、ともに機体開発が始まったコンセプトです。このため、後にF-16となるYF-16の初飛行が1974年2月、F/A-18となるYF-17は同年6月初飛行と、似た時期で行われています。
採用競争はF-16が勝利し普通ならYF-17はお蔵入りになるはずだったのですが、当時F-14より小型の戦闘機を探していたアメリカ海軍が目を付けます。YF-17は双発エンジンのためYF-16より整備費がかさみましたが、洋上飛行の多い艦載機は双発の方が安全性は高まり、YF-17自体が高い離着陸性能を持っていたことが、アメリカ海軍が目を付けた理由とされています。
ただ、YF-17を開発したノースロップ(現ノースロップ・グラマン)は艦載機の開発経験がないため、経験豊富なマクドネル・ダグラス(現ボーイング)がその後の開発を担い、名称もF/A-18に改まりました。
こうしてF-16とF/A-18は今に至りますが、生産数はF-16が4600機以上であるのに対し、F/A-18はC/Dの改良型も含めて約2000機と半分以下になっています。
F/A-18はなぜ爆売れとはいえず?もともとアメリカ空軍が採用した機種は、性能に“お墨付き”が与えられたと言えるため、世界中の空軍が採用したがります。このため、F-16は輸出も成功し生産数が上がったと言えるでしょう。F-16がこのように恵まれたスタートを切ったのに対し、F/A-18はどことなく幸の薄い扱いを受けてきたように筆者は思います。
F/A-18は艦載機に生まれ変わり実戦配備に就きましたが、空母に載せるための装備は重量増加を招き、空母を持たない国には性能を低下させる不要なシステムとなり敬遠されました。
とはいえ、F/A-18も負けてばかりではありません。YF-17からF/A-18C/Dへ進化後、一層大型化したE/Fでは、派生型として電子作戦用のEA-18Gグラウラーも登場しました。大型化した機体は機内容量も余裕があり外形を変えることなく、電子戦用のミッションシステムを搭載できたためと考えられます。この電子専用の派生型はF-16にありません。それを思えば、F/A-18も決して評価が芳しくないとは言えないでしょう。

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