能登の大動脈「のと里山海道」改良

 石川県は2025年12月2日、4車線化事業を進めていた「のと里山海道」のうち、羽咋市柳田町から寺家町までの2.0kmについて、6日(土)5時に供用を開始すると発表しました。

【速くなるぞ!】これが「のと里山海道」の4車線化区間です(地図/写真)

 のと里山海道は旧「能登有料道路」です。

内灘町から日本海に沿い、能登半島の中間部にある能越道に合流する自動車専用道で、80kmを超える全線が2013年に無料化されています。

 その後、柳田IC以南の海沿い区間が全線4車線化され、2015年度からは山側となる柳田ICから上棚矢駄IC(志賀町)まで9.6km区間の4車線化に着手。これまで6.1kmが開通しています。

 今回は、柳田ICから4車線化済み区間の間に残っていた2車線区間を4車線化するものです。上棚矢駄ICまで2車線区間があと1.5km残るものの、4車線で連続して走行できる区間は40kmを越えます。

 県はこれにより、「安全で円滑な交通が確保されるとともに、能登と金沢の時間距離をさらに短縮することで、能登の創造的復興を加速させる」としています。

 ちなみに、柳田IC以南のほか、柳田IC-上棚矢駄ICの4車線化済み区間はこれまでに最高速度が70km/hから80km/hへ引き上げられています。

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