トンネル改修のためにう回路を用意

 首都高速道路は2025年12月18日、首都高速1号線(羽田トンネル付近)の更新事業において、都市計画事業の認可を取得したと発表しました。

【付け替え】これが、首都高速1号線(羽田トンネル付近)のう回路です(画像)

 羽田トンネルは1号羽田線が都心方面から羽田空港エリアに差し掛かる手前、海老取川の水底部につくられたトンネルで、首都高初の海底トンネルでもあります。

 開通から60年以上が経過しており、構造物内に海水が浸入し、内部の鉄筋消失など重大な損傷が確認されているといいます。このため構造物の抜本的な改修・改良が準備されてきました。

羽田トンネル付近の交通量は1日約9.6万台。この交通量を止めないため、運用を停止している「羽田可動橋」を含む、かつてのランプの一部を迂回路として活用しつつ改築を進め、その迂回路を上り線の本線(高架3車線)として運用する計画です。

 そして更新後の羽田トンネル本体は、下り本線と、出口ランプの一部として活用する計画です。なお、本事業は2038年度の完成を目指しているとのことです。

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