かなり珍しいジェット飛行艇

 NATO(北大西洋条約機構)空軍司令部は2026年1月17日、エストニアのアマリ空軍基地からスクランブル発進した戦闘機が、ロシア軍のジェット飛行艇であるベリエフBe-200を監視したと発表しました。

【画像】ああ、確かに飛行艇だ! これが、戦闘機から見たBe-200です

 報告によると、17日11時30分頃、バルト海上で不審な飛行を行っていたロシア機を邀撃するため、アマリ空軍基地に駐留するイタリア空軍のユーロファイター「タイフーン」がスクランブル発進し、Be-200飛行艇を確認したとされています。

 NATOが管轄する領空では、2025年には500回を超えるスクランブル発進が実施されていますが、Be-200が確認されるケースは稀といえます。なお、なぜバルト海を飛行していたかは不明です。

 Be-200は、世界で唯一のジェット飛行艇であり、ロシア海軍でも数機程度しか保有していないとされる、非常に珍しい機体です。

 救難や対潜哨戒、消火飛行などを想定して開発された飛行艇で、特に消火性能が高く、機内には容量12トンの水タンクが設置されています。取水時には、水面を時速150~190kmで滑走しながら、約14秒間で取水を完了することが可能です。ロシア国内だけでなく、海外の消火活動にも派遣された実績があります。また、2024年4月には、ウクライナとの戦闘においてドローン攻撃を受け、1機が損傷したと報告されています。

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