「中型機のビジネスクラスシートとしては世界トップクラス」

 ANA(全日空)が2026年1月20日、「2026 年度 ANA グループ航空輸送事業計画」を公開しました。ここには最新のシートを全クラスに導入した「ボーイング787-9」を、同年8月より投入すると発表されています。

どのような座席仕様なのでしょうか。

【画像】えっ…これが「ANAの最新国際線新座席」驚愕仕様の全貌です

 新たな座席仕様を搭載した787-9は19機が導入される予定で、ビジネス・プレミアムエコノミー・エコノミーの3クラスで構成されています。

 新ビジネスクラスの名称は「THE Room FX」。座席の横配置は1-2-1列、全席から通路へ直接アクセスできるレイアウトが採用されたフルフラットシートで、2019年よりANAのボーイング777-300ER長距離国際線仕様機に搭載されているビジネスクラス「The Room」と共通点が見られるデザインとなっています。

「The Room」は前向きと後ろ向きの座席を交互に配置することで1席あたりの占有面積を向上させることに成功し、背もたれが一般的なビジネスクラス2席分はあろうかという横幅があることが特徴。その広さから、旅行ファンからは「ファーストクラス顔負け」と好評を博すビジネスクラスであるほか、同社も、「中型機の同クラスシートとしては世界トップクラス」とアピールしています。

 このシートは構想から7年以上がかけられたもので、横幅は最大で105cm、前後幅は約194cmとなります。これまでのシートよりも横幅が一段と広くなったことで、シートからソファの概念が採用されており、あらかじめ背もたれをリクライニングさせたプリリクライニング方式を採用。レッグレストを水平にすることでソファからベッドへもなる、乗客の過ごし方に合わせた空間作りが可能といいます。

 また機能面においても、従来より大型化された24 インチHDモニター、USB Type C・ワイヤレス充電設備、Bluetoothオーディオ接続などの機能面も向上させています。

プレエコ・エコノミーは?

 新たなプレミアムエコノミークラスシートは、従来よりシートピッチ(座席の前後間隔)を2インチ(約5cm)拡大し、40インチ(約101cm)に。この数値を同社は「グローバルスタンダードでもトップクラス」と紹介しています。

また、リクライニングも、従来より2インチ(約5cm)拡大。その幅は9インチ(約23cm)にも及ぶとのことです。

 座席には電源コンセントのほか、Type AとType CのUSBポートを備えるほか、Bluetoothオーディオ接続にも対応しています。個人モニターは従来比1.5倍という15.6インチのものが採用されます。

 新たなエコノミークラスのシートピッチは33~34インチで、膝元部分の設計改良を行ったことで、同社従来比+1インチ(約2.5cm)スペースを拡大したとのこと。また、リクライニング量を従来のシートより2インチ(約5cm)拡大することで、1.5倍の6インチ(約 15cm)のリクライニング量を実現。同社は「エコノミークラスシートとしては、世界トップクラスのピッチとリクライニング量」と特徴を紹介しています。

 座席設備は電源コンセントのほか「Type A」 と「Type C」のUSBポートを設置。個人モニターは13.3インチで、最新式のタッチ式に。このことで、従来装備していたコントローラーを廃止して軽量化を実現しているそうです。

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