ジェントルピンクから京成カラーへ

 新京成電鉄は2025年4月、京成と合併し、新京成線は京成松戸線となりました。元新京成の車両は京成に継承され、車体色の塗り替えが進められています。

この過程で、京成松戸線では新京成カラーの車両と京成カラーの車両が混在しており、種類が豊富になっています。

【進む京成化】これが塗り替えられていく「京成松戸線」の車両です(写真)

 新京成線では、2014(平成26)年から車両のカラーデザインを「ジェントルピンク」に変更していました。この色は、当時の新京成が採用していたコーポレートカラー(企業・団体を象徴する色)です。

 一方、京成は1990年代から青と赤のラインを組み合わせた車体色を採用しています。新京成線が京成松戸線となったことで、新京成の車両はジェントルピンクをやめ、京成カラーである青と赤のラインへの変更が順次進められています。

 京成松戸線の車両形式は、大きく分けて4つあります。登場順に8800形・8900形・N800形・80000形です。2025年5月には京成カラーに塗り替えた8800形が営業運転に就きました。以降、6月に80000形、7月にN800形、12月に8900形が続き、全4形式で京成カラーの車両が揃いました。

 8800形と8900形は新京成独自の車両ですが、N800形は京成3000形、80000形は京成3100形と同形です。京成カラーに変わったN800形は、外観が京成3000形とほぼ同じになりましたが、内装は新京成時代のままで、京成3000形との違いが残っています。

 また、京成3100形は成田スカイアクセス線向けとしてオレンジ色のラインになっていますが、80000形は赤と青のラインです。

この見た目に対し、ファンの間では「成田スカイアクセス線向けではない京成3100形が登場していたら、こんな色になっていたのでは?」と評されています。

京成松戸線の電車は何種類?

 京成松戸線の電車は、一時的なことですが、4つの形式でジェントルピンクと京成カラーがそれぞれ出揃ったことで、見た目では8種類の組み合わせとなりました。

 さらに、新京成時代の2024年には、ジェントルピンクとなる前のデザインを復刻した車両が3つ登場しています。

 8800形の8808編成は「8800形千葉線直通色復刻塗装車」に、8813編成は「8800形オリジナル色塗装電車」となりました。どちらもクリーム(ベージュ)色を基にしていますが、「8800形千葉線直通色復刻塗装車」は新京成マルーンと呼ばれる暗い赤のラインを、「8800形オリジナル色塗装電車」はブラウンのラインに塗られ、色合いや側面の塗り分けに違いがあります。

 このほか、N800形のN838編成が、シルバーの車体に登場当時の新京成マルーンと白のラインを組み合わせた「N800形復刻塗装電車」となっています。

 ということで、一時期は11種類の車体色がありました。しかし、2026年1月には80000形のジェントルピンク車両が消える見込みで、今後も車体色の変更に伴いジェントルピンク車両は徐々に数を減らしていく予定です。

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