アメリカ大統領が各国を訪れる際、大統領専用機手を振りながらタラップを降りてくる光景は、ニュースなどでも目にしたことがあるでしょう。同機の代名詞のようにも使用される「エアフォースワン」という名称です。
【画像】超ハデハデ…これが、以前計画されたトランプ案のエアフォースワンカラーです
「エアフォースワン」が大統領専用機の名称でないのだとしたら、いったい何なのでしょうか。実はこの呼称は、アメリカ大統領がアメリカ空軍の航空機に搭乗した際に使用されるコールサインなのです。2026年現在、大統領専用機として使われているボーイング747-200Bベースの機体名は、VC-25とアメリカ空軍内では呼称されています。
アメリカ大統領は、移動の際に747ベースのVC-25に搭乗するケースが多いため、機体そのものの名称が「エアフォースワン」と認識されがちですが、実はアメリカ大統領が搭乗しているアメリカ空軍機は戦闘機であろうとヘリコプターであろうとすべて「エアフォースワン」のコールサインが使用されることになるのです。
逆にアメリカ大統領が乗っていない場合、「エアフォースワン」のコールサインは使用されません。VC-25は2機存在しますが、例えば、副大統領が搭乗していた場合は「エアフォースツー」のコールサインが使用され、大統領・副大統領が乗っていない場合は機体番号に則して「SAM 28000」 または 「SAM 29000」と呼ばれます。
では、搭乗中にもし、アメリカ大統領が辞任したらコールサインはどうなるのでしょうか。その場合は、飛行中でもその場でコールサインが変更されるとのことです。実際、第37代アメリカ大統領のリチャード・ニクソンの辞任は、この大統領専用機の機上であったため、飛行中にコールサインが変更になったそうで、かなり徹底しています。
そもそもいつから「エアフォースワン」?大統領専用機に「エアフォースワン」のコールサインが使われるようになったのは1959年のドワイド・D・アイゼンハワー大統領の時代からです。これは1953年に起きたある事件がきっかけでした。
エアフォースワンことVC-25(画像:アメリカ軍)
しかし、偶然にもイースタン航空の航空機が同じく「8610」のコールサインを使用していたのです。この2機が同時に同じ空域に入ってしまい、混乱が生じたため、重複することのない大統領機専用のコールサインを設定しようと考え出されたのが「エアフォースワン」でした。以後、大統領専用のコールサインとして、現在まで使用されているのです。
なお、大統領専用機に関しては第二次世界大戦中にフランクリン・ルーズベルト大統領が乗ったのが最初です。1943年1月にカサブランカ会談に参加する際、安全上の問題から、パンアメリカン航空の民間機を一時的に軍管轄に置き、作戦機としたのがきっかけで、以降、大統領の機体は軍隊が運行・管理する伝統が続いています。
組織が変わるとコールサインも変わるさて、アメリカ大統領が搭乗するアメリカ空軍機のコールサインがすべて「エアフォースワン」なのだとしたら、ほかの組織ではどう呼称されるのでしょうか。
VH-92「ペトリオット」がベースの「マリーンワン」(画像:アメリカ海兵隊)
まず、アメリカ陸軍の航空機に大統領が搭乗した場合は「アーミーワン」のコールサインが使用されます。現在、ヘリコプター輸送は海兵隊の管轄なので使われなくなりましたが、1950年代から1970年代かけては陸軍ヘリコプターに大統領が搭乗したために多く使用されていたようです。
アメリカ海軍の大統領専用機のコールサインは、「ネイビーワン」。しかし、こちらは2003年にジョージ・W・ブッシュ大統領が対潜哨戒ヘリに搭乗した際に一度使用されただけのコールサインです。
2026年現在、「エアフォースワン」に次いで多く使用されるのが、「マリーンワン」です。
ほかにも、アメリカ沿岸警備隊の航空機に乗った場合は「コーストガードワン」。そして2019年に発足したアメリカ宇宙軍の航空機に搭乗した際のコールサインは「スペースフォースワン」となりますが、このふたつは、現在に至るまで使用された実績はありません。
また現在ではあまりありませんが、アメリカ大統領が民間航空機に搭乗する場合は、「エグゼクティブワン」のコールサインが使用されることになるそうです。
実は機体色が変わる可能性もあった大統領専用機なお、新型の大統領専用機に関しては現在、老朽化により更新が計画されていますが、混迷を極めています。当初ボーイングは、新たな大統領専用機としてボーイング747-8を基にした「VC-25B」を2機開発し、2024年までに導入する計画でした。しかし、新型コロナウイルスによる作業の遅れや、その後も開発を担当するボーイングの人手不足などにより大きくずれ込んでいます。
バイデン政権時代にカラーリングが戻されたVC-25Bのイメージ(画像:ボーイング)
引き直したスケジュールでは、新型「エアフォースワン」の初飛行は2026年頃になることが見込まれており、1機目の納入が2027年頃、2機目が2028年に納入されると予想されています。ただこの予定もずれ込む可能性があります。この遅延に激怒したドナルド・トランプ大統領は、カタールから寄贈されたボーイング747-8を改修して大統領専用機にすると発言したこともあります。
ちなみに、VC-25Bは前トランプ政権で導入が決定され、その際には赤・白・青の新たなカラーリングが採用される予定でしたが、このデザインはバイデン政権下で破棄され、従来のデザインをほぼ踏襲する形で、白と明るい青を基調としたデザインに改められました。

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