「ICスルー」&「交差点経由」の特殊な開通

 中国地方整備局 浜田河川国道事務所は2026年1月22日、山陰道の一部として島根県で整備してきた「三隅・益田道路」が、3月28日(土)に開通すると発表しました。ただし一部のICでは、やや特殊な開通形態がとられます。

【いったん降りてください】これが「三隅・益田道路の通行方法」です(写真・地図で見る)

 三隅・益田道路は島根県西部の日本海沿岸側を走る、山陰道の新区間です。石見三隅IC(浜田市)~遠田IC(益田市)間15.2kmを暫定2車線で結びます。これにより、島根県内の山陰道は173km中150km以上が完成し、開通延長は9割近くに達します。また、開通に合わせて「岡見IC」「鎌手IC」の2つのインターチェンジが新設されます。

 ところが浜田河川国道事務所によると、このうち鎌手ICの建設中に「想定を上回る量の硬い岩盤が出現し、掘削に時間を要した」とのことで、工事が遅れている模様です。そこで、今回は鎌手ICの周辺区間を、“本線部のみ”先行開通させる形態がとられます。鎌手ICについては2026年8月ごろの完成を見込んでおり、それまでは出入口やランプ部などの通行ができません。

 また、三隅・益田道路の西端で「益田道路」と接続する、遠田ICにおいても、工事の難航による暫定措置が行われます。こちらでは道路の法面を掘削中、湧水による亀裂が発生。法面崩落の恐れがあり、慎重に掘削を進めている状況です。

 このため3月の開通時には、鎌手ICとは逆に本線部を通行不可とし、ランプのみを介して益田道路へと連絡させます。両路線を行き来する際には、遠田ICでいったん山陰道を下り、国道9号の「遠田IC入口交差点」を経由して再び本線へと戻ることが必要です。

なお2026年1月時点で、遠田IC本線部の開通については「工程精査中」となっています。

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