カタールから寄贈され、大統領専用機として改修中のボーイング747-8が、今夏中に完成する見込みであることが、2026年1月22日、アメリカの国内メディアにより報じられました。
【動画】もはや宮殿だ…これが、カタール王室機体時代の内装です
現在使用されている大統領専用機「VC-25A」は747-200Bをベースにした機体で、老朽化が進んでおり、当初は2024年12月頃に747-8をベースとした新型「VC-25B」に置き換えられる予定でした。
しかし、新型コロナウイルスによる作業遅延や、開発を担当するボーイング社の人手不足などが影響し、計画は大幅に遅れています。初飛行は2026年頃と見込まれており、1機目の納入は2027年頃、2機目は2028年頃の納入が予想されています。
この遅れに不満を示したドナルド・トランプ大統領は、SNSで「中古機を調達することも可能だし、他の選択肢も検討すべきだ」と発言。かつてカタール王室が使用していた高級747-8型機を視察しました。
その後、同機はカタール政府からアメリカ国防総省に寄贈され、暫定的に大統領専用機、いわゆる「エアフォースワン」として使用されることが発表されました。なお、エアフォースワンは大統領が搭乗している際に使用されるアメリカ空軍機のコールサインですが、一般には大統領専用機そのものを指す愛称としても用いられています。
この王室専用機は「空飛ぶ宮殿」とも称される豪華な内装が特徴です。しかし、たとえ友好国からの寄贈であっても、そのまま使用するには安全保障上のリスクがあるため、機体はほぼ骨組みまで分解され、必要な装備や機材を追加したうえで、要人輸送にふさわしい仕様へと再構築されるとみられています。
改修は2025年9月から開始されています。一部報道では、完成まで最長で2年程度かかると伝えられていましたが、今回はかなり急ピッチで作業が進められたようです。
なお、トランプ大統領は前回の大統領任期中に、VC-25Bのカラーリングを従来の大統領専用機カラー(水色・白)から赤・白・青に変更しようとしましたが、このデザインはバイデン政権下で破棄されています。
今回のVC-25暫定機である中古機体がどのカラーに塗られるかは現時点で明らかになっていませんが、トランプ政権下で飛行することが決定的であるため、再びカラーリング変更を要求する可能性もあります。

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