内外装をリフレッシュ

 小田急電鉄は2026年1月30日、特急ロマンスカーの50000形電車「VSE」を、3月19日(木)からロマンスカーミュージアム(神奈川県海老名市)で展示すると発表しました。

【お色直し】展示準備中の「VSE」を見る(写真)

 2005年に就役したVSEは、それまでの“赤い”ロマンスカーとは異なり、シルキーホワイトを基調とした車体が沿線住民や利用客に大きなインパクトを与えました。

ロマンスカーの伝統である前面展望に加え、シートサービスの復活、窓側に5度向けられた座席などが特徴です。4人用のセミコンパートメント形式のサルーン(3号車)やカフェカウンター(3・8号車)もありました。

 ただ、車両の劣化や特殊な連接台車(車両と車両をつなぐ構造の台車)を採用したことで主要機器の更新が困難となり、2023年12月の最終運行をもって引退。その後、2編成とも喜多見電車基地(東京都世田谷区)に留置されていましたが、このうち50001編成の先頭車(50001号車)がロマンスカーミュージアムで展示されます。

 同車両は2025年12月6日に喜多見を後にし、現在は大野総合車両所で外装を完全に塗り直すなど、展示に向けた内外装のリフレッシュを進めているといいます。

 ロマンスカーミュージアムでの一般展示は、VSEのかつての就役日(2005年)と同じ3月19日に始まる予定です。

 なお、VSEの展示準備のため、同館は2月25日から3月15日まで特別営業となります。具体的には入館料を無料とし、キッズロマンスカーパーク(アスレチックやシミュレーターなど)、ミュージアムショップ「TRAINS」、ステーションビューテラスのみを営業します。ヒストリーシアター、ロマンスカーギャラリー、ジオラマパークはお休みです。

 また、3月19日入館分から、物価・人件費などの高騰を理由に大人(中学生以上)の入館料が200円上がり、1100円に改定されます。子供(小学生)400円と幼児(3歳以上)100円は据え置きです。

 ちなみに、小田急電鉄によると残るVSEの50002編成は「当面、動態保存を継続していく考えです。

これは、展示する50001号車にはないVSEの特長を史料としたい思いや、お客さまの声を大切にしながら、VSEの軌跡を楽しんでいただけるような企画を検討したいためです」(広報部)と説明しています。ただ、最終的にどのように活用するのかは未定のようで、今後の動向が注目されます。

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