東武鉄道は2026年2月3日、今年から東上線に導入予定の新型車両90000系の完成検査・走行試験の様子を公式YouTubeチャンネルで公開しました。また、2月5日には、同車両が南栗橋車両管区(埼玉県久喜市)に到着したことを公式Xで明らかにしました。
【映像】インパクト大!これが姿を現した「90000系」の実車です
東上線の新車は、2012年に導入された50000系50070型以来、約14年ぶり。90000系は東上線沿線における人や物流のルーツが荒川や新河岸川の舟運にあることにちなみ、先頭形状が「高瀬舟」に着想を得た“逆スラント形状”となり、これまでの車両とデザインが大きく異なっています。
また、ドア窓が従来車より床方向へ大幅に拡大され、より開放的な客室空間となります。今後、9000系や10000系のほか、30000系を順次置き換える予定。製造は日立製作所が担当します。
公式YouTubeチャンネルでは、完成検査や走行試験のほか、デザイン開発秘話が明かされています。また、新型車両の搬入ルートも公表されました。
これまで東上線に導入された50000系の場合、山口県にある日立製作所・笠戸工場を出場後、JR山陽線や東海道線、高崎線などを経由して熊谷貨物ターミナルから秩父鉄道の貨物線「三ヶ尻線」を通り、寄居駅から東上線に搬入されていました。
ただ、2020年に三ヶ尻線が廃止されたため、今回はJR宇都宮線と東武日光線が交わる栗橋駅から東武線に入り、南栗橋車両管区に搬入。ここで整備を行った後、羽生から秩父鉄道を経由し、寄居駅で東上線に入線するルートに変更されています。
90000系は今後、運用開始に向けた検査や教育などが予定されています。

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