チェコの防衛機器大手チェコスロバク・グループ(CSG)は2026年2月4日、新型防空システムを公開しました。
【画像】おお、威圧感が…これが、コルクット防空砲を搭載したタトラトラックです
この防空システムは、CSGグループ傘下のエクスカリバー・インターナショナルと、トルコの防衛電子機器大手アセルサンが、EU域内に合弁会社を設立するための戦略的協力協定に署名したのと同時に公開されたものです。
コルクットは、35mm連装機関砲や射撃管制レーダーなどを搭載した砲塔型の防空システムで、主に無人航空機への対処を目的として開発されました。
今回の合弁会社設立により、この防空システムは欧州および世界市場向けに展開される予定で、同種の欧州製防空システムに対する完全な代替手段となり得る能力を有しているとアピールされています。
2020年代に入って以降、自爆ドローンや偵察ドローンなどを含む小型・中型の無人航空機(UAV)の運用は急増しています。これらを撃墜するために、従来は有人航空機を対象としていた対空ミサイルを使用することは、極めて費用対効果の悪い選択肢であることが明らかになってきました。さらにコスト面だけでなく、本来は有人機や敵ミサイル迎撃用である弾薬を消費してしまうという問題もあります。
こうした課題を背景に、一時は時代遅れと見なされていた自走式対空機関砲が再評価されるようになりました。今回公開された、タトラ・フォーストラックにコルクットを搭載した車両は、そうした再評価の流れの中で新たに製造された防空システムの一例です。
従来の自走式対空機関砲は、戦車などの装甲車両と共同で任務を行うことが多く、履帯と重装甲で構成されていました。しかし、今回のタトラ搭載型は、主にインフラや市街地、拠点防衛を想定しており、舗装路やある程度の不整地での迅速な移動を実現するために、輪駆動トラックに防空システムが搭載されている点が大きな特徴です。
CSGは、現代の戦場において無人航空システムの役割が拡大していることから、機動性と有効性に優れた対抗手段への需要が高まっていると指摘しています。その上で、実績のあるタトラトラックを採用したコルクット防空システムが、顧客の強い関心を集め、国際市場で確固たる地位を確立することに期待を示しました。

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