垂直で離着陸可能という未来を予感させた軍用機

 アメリカ海兵隊は2026年2月14日、組織計画を発表し、AV-8B「ハリアーII」の退役スケジュールを正式に明らかにしました。

【画像】もうこの部隊だけ…最後までAV-8B「ハリアーII」を運用する第223海兵攻撃飛行隊

公式のAV-8B「ハリアーII」の退役式典は、2026年6月3日にノースカロライナ州チェリーポイント海兵航空基地で実施される予定です。

同機は垂直・短距離離着陸機(V/STOL機)の認知度を高めた機体として知られています。海兵隊は1971年に最初の機体を受領し、以降40年以上にわたり、ペルシャ湾、イラク、アフガニスタン、リビアでの作戦に参加してきました。2023年末にも、VMA-231所属機が紅海で任務に従事しています。

この機体を運用する最後の作戦飛行隊となるのが、チェリーポイントを拠点とする第223海兵攻撃飛行隊(VMA-223)です。

VMA-223は2026年2月現在、強襲揚陸艦「イオージマ」に配属され、ハリアーIIで攻撃航空支援、偵察、防空の任務を行っていますが、ほかの飛行隊と同様に、近く最新型のF-35B「ライトニングII」を受領することが決まっています。

なお、ハリアーIIといえば、映画『トゥルーライズ』では、ハリー・タスカー役のアーノルド・シュワルツェネッガーが同機をホバリングさせながらビルの高層階の窓に現れるという印象的なシーンでも知られています。

 また、ペプシコーラを販売するペプシコが「ペプシスタッフ」サービスの宣伝のため、「700万ポイントを貯めれば、アメリカ海兵隊のAV-8B『ハリアーII』と交換できる」という架空のCMを放映しました。しかしその後、21歳の大学生が、ポイント交換規定の付帯条項を利用し、700万ポイント分に相当する70万8ドル50セントの小切手をペプシコ本社に送付。ハリアーIIとの交換を求めて訴訟に発展した話でも有名です。

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