バイクを停める際、車体を左側に傾けるのが一般的です。ただ、これは多くのオートバイでサイドスタンドが左側に付いているからです。
【規格外の巨体でも左側だ】横綱級バイク「ボスホス」を見る(写真)
その有力な説のひとつは、オートバイが誕生するずっと前、移動手段が「馬」だった時代にまで遡ります。
かつて西洋の騎士たちは、武器である剣を左腰に差していました(日本の武士も同様に左腰に刀を差していた)。右側から馬に乗ろうとすると、左腰の剣が馬の背に当たって乗りづらかったとか。こうした理由から、馬には左側から跨がる作法が定着。この「左から乗る」という動作が、後の自転車やオートバイにも受け継がれたと考えられているのです。
人間が左側から乗り降りすることを前提とした場合、車体はあらかじめ左に傾いていたほうが足を上げやすく、動作もスムーズになります。
こうした歴史的な背景や人間の動きに合わせた合理的な説明として、サイドスタンドが左側に付くようになった、と説明されることがあります。
騎乗作法には地域差もありますが、現代の二輪車の設計に影響を与えた興味深いエピソードといえるでしょう。
道路の傾きも理由か 左側にスタンドある方が理にかなっているワケもうひとつの理由として、道路の形に関係があります。日本の道路では排水のため、横断勾配(路面の傾き)が設けられるのが一般的です。
スタンドが左側にあるのは車両左側通行だからだけではない?(画像:写真AC)
左側通行の日本において、道の左端にオートバイを停める場面では、この路面の傾きによって停車姿勢の安定性が左右されます。
車体を左に傾けて停める設計は、路面の傾きや停車位置の条件によっては、停車姿勢の安定性に影響するため、安定しやすい面があると説明されるのです。
もちろん、世界には右側通行の国もたくさんありますが、現在では生産効率や操作のしやすさから、多くの量産二輪車では、右側通行・左側通行の国を問わず、サイドスタンドを左側に設ける設計が、一般的になっています。
また、多くの車種では右足でリアブレーキを操作し、左足で地面を支える動きになりやすいことから、そうした身体動作との相性も要因のひとつと考えられます。
ちなみに、この左側へのサイドスタンド配置ですが、実用性を重視した一部の二輪車では、停車時の安定性に配慮した強化スタンドを備える例もあることを明記しておきましょう。
こうして、改めて掘り下げてみると、普段何気なく使っているオートバイのサイドスタンドには、歴史のロマンと物理的な工夫が詰まっていると言えるのかもしれません。

![[のどぬ~るぬれマスク] 【Amazon.co.jp限定】 【まとめ買い】 昼夜兼用立体 ハーブ&ユーカリの香り 3セット×4個(おまけ付き)](https://m.media-amazon.com/images/I/51Q-T7qhTGL._SL500_.jpg)
![[のどぬ~るぬれマスク] 【Amazon.co.jp限定】 【まとめ買い】 就寝立体タイプ 無香料 3セット×4個(おまけ付き)](https://m.media-amazon.com/images/I/51pV-1+GeGL._SL500_.jpg)







![NHKラジオ ラジオビジネス英語 2024年 9月号 [雑誌] (NHKテキスト)](https://m.media-amazon.com/images/I/51Ku32P5LhL._SL500_.jpg)
