東名高速で行われている車線増設工事(付加車線)の範囲が追加されます。2026年2月26日、国土交通省が行った検討会で方針が明らかにされました。
【渋滞緩和する…?】これが東名の「新たな渋滞対策」です(地図/写真)
これにより、東名下り線は、最も混雑する「横浜町田IC」前後が約10kmにわたって4車線となる見込みです。
東名では悪名高い渋滞ポイントとして知られた横浜町田IC~海老名JCT間にある「大和トンネル」の前後で付加車線工事が進められ、大和トンネルは2021年に片側4車線化されました。これにより大和トンネル自体は交通容量が拡大して渋滞が緩和したものの、前後の付加車線が途切れる地点などに渋滞ポイントが移るなどして、依然、深刻な状況です。
このため、上下線とも大和トンネル前後の付加車線区間を延長する工事が2024年から計3か所で行われています。これにより、上り線は海老名JCTから大和トンネルを抜けて大和バス停付近までの約10kmにわたり、4車線化する見込みです。
一方の下り線は、単純に交通量が増加したこともあり、とりわけ上り勾配の終端となっている横浜町田IC付近を先頭に、横浜青葉ICにかけて断続的な速度低下が顕著になっています。そこで今回、新たに下り線側の付加車線を延長する対策が打ち出されました。
具体的には横浜青葉ICの先、16キロポスト付近から横浜町田ICを経て22キロポスト付近までが追加されます。そこから先の2.7kmは、すでに付加車線工事が2024年から進行中。2021年に設置された区間と合わせ、大和トンネルを抜けた26キロポスト付近までが4車線化される見込みです。
横浜町田ICの付加車線は「あと1年でやる」 その先はちょっと無理…?今回の追加範囲は、「大和トンネル付近~横浜町田IC付近(下り)で発生している断続的な速度低下への対応」として、横浜町田ICの減速車線および加速車線を延伸するという位置づけです。
下り線、横浜町田IC加速車線の終端部。
すでに付加車線事業が行われている3区間は道路幅を拡幅する工事を伴いますが、今回の区間は「既存幅員を活用」して行われます。すなわち、路肩や車線幅を狭めて1車線分を捻出する“暫定運用”とされています。
理由は、「2027国際園芸博覧会の開催に伴い、会場最寄りICである横浜町田IC周辺の交通量が増加するため」としています。“花博”とも呼ばれる国際園芸博覧会は横浜町田ICに近い旧米軍上瀬谷通信施設跡地を主会場に行われ、周辺ではアクセス道路の整備なども進められているものです。
NEXCO中日本は今回の横浜町田IC前後区間の付加車線について、「2027年3月に始まる国際園芸博覧会に間に合わせる予定」と明言しました。
一方、これに連続する2024年から事業化された大和トンネル東側区間の付加車線については、拡幅を伴うため2029年3月まで車線規制工事が予定されています。こちらの完成時期についてNEXCO中日本は明言を避けました。
この通りであれば、博覧会が開催される時点の下り線は、横浜町田ICの先で付加車線が途切れていったん3車線となり、大和トンネル手前で再び4車線となり、トンネルを抜けた先でまた3車線に戻る、という運用になりそうです。

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