老若男女問わず、人気の高い新幹線。最高速度300km/h程度で北は北海道から南は鹿児島まで各地を走っていますが、高速走行が主体であるがゆえに劣化も早く、その車両寿命は15年ほど。
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在来線車両の平均寿命が30年から40年なので、それと比べると新幹線車両の寿命は半分程度と言えるでしょう。では、引退した新幹線車両は、いったい、どこへ消えるのでしょうか。
じつは新幹線の車体にはアルミが使われているため、廃車・解体される際にアルミを回収・選別・精製し、さまざまな製品に再利用されています。
その再生先は、驚くほど身近なものばかり。JR東海の公式サイトによれば、再生アルミは「岐阜羽島駅の外装材」や「東京ギフトパレットの装飾」、「相模鉄道・東急電鉄新横浜駅の待合室「Shin-Yoko Gateway Spot」の内装」のほか、「大建工業株式会社及び相模原市と共同開発した内装用ルーバー」などに活用されているそうです。
面白いところでは、スポーツ用品メーカーのミズノと共同開発した子ども用の金属バットや、ストローなどにも使われているといいます。
東京と大阪のあいだを行ったり来たりしていた東海道新幹線のアルミが、形を変えて私たちの生活を支えている。そう考えると、手に取る製品にも少しロマンを感じてしまうのは筆者(鈴木 哲:ライター)だけでしょうか。
なお、最近ではさらに進化したリサイクルも行われています。それは、引退した新幹線のアルミを、再び「新しい新幹線」の材料にするという取り組みです。
世界初とも 最新の新幹線車両で行われている“アルミのバトン”JR東海は、引退した車両のアルミを最新型のN700Sの荷棚材などへと使う「水平リサイクル」を実用化しています。
新幹線 to 新幹線?(画像:写真AC)
安全性が厳しく求められる高速鉄道において、廃車から回収したアルミを実際に営業運転する車両に実装する取り組みは、「世界初」なんだとか。
さらにこの取り組みは進化しており、当初は屋根の一部だけでしたが、いまでは強度が求められる車体側面の一部へも再生アルミの適用を広げています。
一部報道によると、これにより再生アルミの適用範囲は従来の約1.6倍にまで拡大しているともいわれています。
しかし、なぜこれほどまでにリサイクルに力を入れているのでしょうか。そこには、アルミという素材が持つ「究極のエコ」な秘密が隠されています。
JR東海のデータによると、新幹線のアルミをリサイクルして再生アルミの塊(地金)を作ることで、原料から新しく作る場合に比べて、製造時のCO2(二酸化炭素)排出量を約97%も削減できるとされています。
また、アルミ缶のリサイクルでは一般に、回収したアルミを溶かして再利用するのに必要なエネルギーは、原料から新しく作る際のわずか3%で済むと言われるほど。それだけ、効率の良い素材なのです。
新幹線は大勢の人を運ぶときだけでなく、使い終わった後まで環境に優しい「エコな乗り物」と言えそうです。
次に新幹線に乗ったときは、車内の荷棚や駅の装飾に、かつての先輩車両から受け継がれた「アルミのバトン」が隠れていないか、探してみてはいかがでしょうか。

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