JAL(日本航空)が2026年3月23日、新型旅客機「ボーイング737-8」を2027年度より順次運航開始すると発表しました。この目玉は同社の「小型機」では初めて設定されるという、国内線の最上位クラスである「ファーストクラス」です。
【写真】えっ…これが「JALの新・ファーストクラス」驚愕の全貌です
737-8は2016年に初飛行。大型で効率の良いエンジンの採用や操縦システムの改修などが加えられており、737-800を始めとする在来タイプと比較して約15%ほど、燃費効率の向上などが図られているとのことです。JALでは現在国内線を中心に運航されている737-800の後継として、38機の導入を計画しています。
そして737-800国内線仕様機では普通席、中間グレードの「クラスJ」の2クラス設定だったのに対し、737-8には、普通席、そして「ファーストクラス」が設定されます。
737-8に搭載されているファーストクラスはSafran Seats US社製のもので、横2-2列(普通席は横3-3列)の配置が基本となりそうです。担当者によると具体的な座席仕様は決定次第発表するとのことで、ディテールの部分は確定していない部分はあるようですが、概ねこの仕様がほとんどそのまま実機に搭載されると見てよさそうです。
737-8のファーストクラスには、隣席の乗客の顔が見えない「ディバイダー」と呼ばれることが一般的な仕切り板が備わっており、プライバシー性に配慮した設計となっています。ヘッドレスト部分も可変式で、着座姿勢や体型によって柔軟な調整が可能です。フットレストも備わっており、リクライニングも含めて電動で動かすことができます。
「上級クラスだと当たり前」がなくなった!充電設備はUSBポートのタイプAとタイプC。タブレットホルダーなども備わります。
737-8には「低軌道通信(LEO)」を利用した新たなWi-Fiシステムを導入。これにより、機内でもストリーミングによる動画視聴やオンラインゲームなどを楽しむことが可能となり、同社は「地上と同じ感覚で機内Wi-Fiをご利用できる」としています。もちろん、個人用モニターで見られるような機内エンタメプログラムも、スマートフォンなどから視聴可能です。
当初は上位クラス限定だったことも多かった個人モニター。そこから標準クラスでも全席搭載という時代を経て、近年の旅客機の客席は個人モニターを廃し、その代わりに従来と比べて地上並の高速のネット通信を確保することで、自分のスマートフォンでビデオやYouTubeをサクサク見られるような仕様とする航空会社も徐々に増えてきています。
確かにビジュアルとしては全席モニター設置の方が”豪華”感が感じられる傾向にあることは否めませんが、実用性の面では、機内プログラムに縛られない多様な番組を見られる、さらにモニターまわりの通信機器を取り払えるため、背もたれなどを薄くでき、その分広さを確保できるなど、メリットも多くある選択といえるでしょう。

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