派遣先には必ずいた“軍の顔”

 イギリスの公共放送であるBBCは2026年3月23日、同国陸軍で長い間運用されてきた「ランドローバー」が退役すると報じました。同車は2030年までに、全て新型の装輪車両であるLMV(Light Multirole Vehicle、多目的軽装輪装甲車)に置き換えられる方針です。

【海外には6輪バージョンも!?】イギリス陸軍の顔だったランドローバーを写真で(画像)

 ランドローバーは、1948(昭和23)年から納入が開始された4WD車です。第二次世界大戦中に運用されたアメリカ軍の4WD車であるウィリス・ジープの影響を受けた車両で、軍用としても陸軍や海兵隊に配備されていました。

 同車のモデルチェンジと足並みをそろえて軍用車両の方も更新され続けており、2026年現在は「ランドローバー・ディフェンダー」の軍用である「ランドローバー・ウルフ」が運用されています。

 コソボ、アフガニスタン、イラクや、アフリカ各国など、イギリス軍が派遣される場所では必ず目撃される車両で、約75年以上もイギリス軍の多用途車両として愛用されてきました。

 しかし、イギリス陸軍はオーストリア製の6輪車である「ピンツガウアー」とともに、LMVに置き換える方針を示しました。LMVは、商用車ベースで車重は3.5トン以下の4輪車両で、ジェネラル・ダイナミクス、ラインメタル、バブコック、ジャガーランドローバーなどから車種提案が行われており、現在その選定作業が進められています。

 車種決定は年内を予定しており、早ければ2030年までに導入が開始される予定です。

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