2026年3月25日、韓国が独自に開発した最新鋭戦闘機KF-21「ポラメ」の量産初号機が出荷されました。
【F-22やF-35にはないよ!】複座型のKF-21 コックピットアップなどイッキ見(写真)
韓国大統領府の公式Xには「25年という長い時間と、数え切れない人々の汗と努力が今日のこの瞬間を作った」と綴られており、長年の悲願であった国産戦闘機の実用化に対する強い誇りがうかがえます。
KF-21は、老朽化したF-4「ファントムII」やF-5戦闘機を後継するため、KAI(韓国航空宇宙産業)が主導して開発した第4.5世代の多用途戦闘機です。
機体サイズは、全長16.9m、全幅11.2m、全高4.7m。アメリカ製のターボファンエンジン(F414)を2基搭載し、最大速度はマッハ1.81(約2200km/h)を発揮します。最大兵装搭載量は約7.7トンを誇り、欧州製の空対空ミサイル「ミーティア」など、多様な最新兵器の運用が可能です。
外観はアメリカのF-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」のような第5世代ステルス機に酷似していますが、ミサイルを機外に懸架するため第4.5世代に分類されます。加えて、第5世代機の条件のひとつとされるアフターバーナーなしでの超音速巡航、いわゆるスーパークルーズ能力を持たない点も、第4.5世代にとどまる理由となっています。
しかし、機体形状はレーダー反射断面積(RCS)を低減する設計になっており、高性能なAESAレーダーも搭載。将来の改良型(ブロックIII)では兵器の機内搭載による「完全ステルス化」を目指しており、それも視野に入れた高い拡張性が付与されています。
ちなみに、現時点で韓国政府が正式に導入を決めているのは、空対空戦闘能力のみのブロックIと、対地攻撃も可能なマルチロール型のブロックIIだけです。
自国での防衛力強化はもちろん、将来的には世界の戦闘機市場への輸出も狙うKF-21。今回の量産初号機の出荷は、韓国の航空宇宙産業にとって歴史的なマイルストーンになりそうです。

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