日本飛来時に機首を「真上」に開けた写真が公開される

 ウクライナの航空機メーカー、アントノフ社は2026年3月25日、世界最大の航空機An-225「ムリヤ」が、2011年の東日本大震災後、支援物資を日本に送り届けた際の画像を公式Xに投稿しました。

【画像】こんなに機首開くんだ..これが「世界最大の航空機」日本飛来時の様子です

 An-225「ムリヤ」は旧ソ連時代にアントノフ設計局で製造された超巨大輸送機で、1988年に初飛行しています。

元々は、ソ連版スペースシャトル「ブラン」を胴体の上に積み、空輸する目的で開発されました。

 機体は全長84m、全幅88.74mと規格外の大きさで、片翼に3発ずつ計6発搭載したエンジンや32個の車輪をもつムカデのような脚など、独特な外観が特徴です。最大離陸重量は640tと、重量ベースで世界最大の記録を保有するほか、240ものギネス世界記録が認定されています。

 また、機首が上に開く構造(ノーズカーゴドア)を持ち、超大型貨物の積み下ろしがしやすい構造となっています。今回公開された画像は、日本飛来時に機首が上に開け、貨物を下ろしている様子を捉えたものとなっています。

 平時はアントノフ航空で貨物機として運用され、東日本大震災の発生後はフランス政府がチャーターし、2011年3月25日に支援物資を搭載して成田空港に飛来しています。ただ、2022年2月から始まったロシアのウクライナへの全面侵攻により、キーウのホストメル空港で破壊されてしまいました。

 今回のアントノフ社の投稿には、「ありがとうムリヤ」「夢と希望も届きました」「再び空を飛び、ウクライナが復興する日が必ず来ると信じています」など、日本語のコメントも寄せられています。

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