週末の高速道路渋滞。「安くはない通行料金を支払っているのに……」と複雑な思いを抱く人も多いでしょう。
【実走レポ】確かに早そうな“4時間8分”の一般道ルート→「通行止めじゃねーか!!」(地図&写真)
もちろん、こうしたGoogleマップの示すルートが、ときに「クルマがすれ違えない細い道」だったり、「峠を越える険しい道」だったりすることはよく知られています。それを十分承知の上で、「運転には自信があるから大丈夫」と指示通りにクルマを走らせ、結果、早く目的地に着くという“成功体験”を味わった人もいると思います。
しかしGoogleマップは、ときに「そもそも使えないルート」を指示することもあります。その一例が、冬季の国道299号、いわゆる「十石峠越え」のルートです。
国道299号は、長野県茅野市からほぼ東に向けて走り、佐久穂町、群馬県上野村を抜けて埼玉県に入り、秩父市、飯能市を経由して入間市を終点とする道路です。
茅野市から佐久穂町までの道中は「メルヘン街道」と呼ばれ、日本の国道では長野県の渋峠に次ぐ高さとなる標高2127mの「麦草峠」を越えます。夏は高原の涼を求める観光客で賑わいますが、冬季は11月下旬から4月中旬まで通行止めとなります。
佐久穂町から秩父市までは、秩父山系から妙義の山々に至る高い稜線を越える道です。縮尺の小さい地図ではほぼ一直線に見えますが、実際には長野県−群馬県境の「十石峠」、群馬県−埼玉県境の「志賀坂峠」をつづら折れで上り下りし、ところどころでセンターラインのない一車線道路にもなる“酷道”です。
ただ佐久穂町から埼玉県中西部へは、中部横断道~上信越道~関越道のルートは北に、また国道141号~中央道~圏央道のルートは南に、それぞれ大きく迂回します。そのため関越道や中央道の渋滞時には、十石峠越えが最短ルートとなることも珍しくありません。
ところがこの十石峠も、麦草峠より期間は短いものの、例年12月中旬から4月初旬まで冬季通行止めとなり、クルマの通り抜けはできません。しかしながら、Googleマップはなぜかこの道を案内することがあるのです。
実際に走ってみたら…やっぱり「行き止まり」では実際にGoogleマップの案内に従うと、どうなるのでしょうか。十石峠の通行止め期間にあたる3月中旬、佐久穂町を起点に埼玉県中西部の主要都市である所沢市に目的地を定め、走ってみました。
国道299号(国道141号との重複区間)、「千曲病院入口」交差点手前の標識。ここでは「十石峠」までの案内となる(植村祐介撮影)
まずGoogleマップで「有料道路を使わない」を選択して経路を探索すると、やはり国道299号で十石峠から志賀坂峠を抜けるルートが候補として表示されます。ほかに示される経路は佐久市から国道254号で群馬県下仁田町を通るルート、甲府市から国道411号で東京都奥多摩町を通るルートですが、いずれも所要時間に大きな差があることから、多くの人はGoogleマップの推奨する国道299号を選ぶでしょう。
そのGoogleマップの案内どおりにまず佐久穂町の市街地から国道299号(国道141号との重複区間)を北に向かうと、「千曲病院入口」の交差点で右折の指示が出ます。この交差点手前には右方向に十石峠を示す方面案内看板が出ますが、「秩父」の表示はありません。その看板に従い右折すると、そこで「秩父86km」が案内されます。そしてそのそばにはこの先の集落である「古谷」から先の大型車通行不能を告知する看板も立てられていますが、冬季通行止めについての注意は示されません。
そのまま道なりに千曲川を渡り、JR小海線をアンダーパスでくぐった先の「畑ヶ中」の交差点手前の路肩に、「冬季全面通行止」と題し、「佐久穂町臼石橋から群馬県境(十石峠)まで(5.6km)」の通行止めを示す看板が現れます。
同様の看板は通行止めの起点となる臼石橋までに複数設置されているため、この看板が目にとまった人は、「ひょっとしてGoogleマップが間違っている?」と疑問に思うはずです。
しかしこれらの看板に気付かずにさらに進むと、悲劇が待っています。古谷の集落を抜けた先、古谷ダムの上流側の臼石橋で国道299号はチェーンで封鎖され、それより先には進めないのです。
ここからのリカバリーで最短となるのは、古谷から北に「林道大上線」を走り、群馬県南牧村経由で下仁田町に抜けるルートですが、下仁田町までは1時間近くかかります。一方、佐久穂町の市街地から国道254号に進めば下仁田町まで約1時間です。つまりここまで来てしまうと、「通行止めと知っていたら、最初から国道254号にしたのに」と後悔するしかないのです。
「そういうケースもある」ので確認を!今回の十石峠の例は「あくまでそういうケースがある」というGoogleマップの“バグ”であり、多くの場合、Googleマップも冬季通行止めを把握し、その区間を迂回する経路を案内します。
ただこうした例があることも頭の片隅に覚えておき、冬季、もしくは大雨が降ったあとなどでGoogleマップが山の中を通る道を案内する場合は、いったんスマホで「日本道路交通情報センター(JARTIC)」のサイトにアクセスするなどして、「その道が本当に通れるのかどうか」を確認するようにしたほうがいいでしょう。

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