東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の「西新井駅」のホーム内にはラーメン店「西新井らーめん」が存在します。同店は1969年にこの地で開店し、そこから半世紀以上にも渡ってこの場所で営業を続けてきました。
提供するラーメンは昔ながらの東京風醤油ラーメンで、醤油スープに縮れ麺にナルト、メンマ、チャーシューの定番品が盛り付けられています。最近のラーメンブームで注目される濃厚系や家系とは違ったさっぱり系の味といえます。
また、このお店はホーム内の立ち食いという非常に珍しい営業スタイルであり、これに56年という長い歴史も相まって西新井駅のシンボル的な存在となっており、その閉店の知らせはSNSを中心に大きな話題となり、惜しむ声が相次ぎました。
閉店直前の日曜日、筆者はそんな「西新井らーめん」に実際に行ってみました。午前10時くらいに行ってみると、ラーメン店の前のホームには人集りができていました。
店舗があるのは西新井駅の3番線と4番線のホームの階段下で、その人だかりも電車を待っている乗車客かと思いました。しかし、40名程度はいたその人達は、なんと「西新井らーめん」を食べるために集まったラーメン目当てのお客さんだったのです。
お店のスタッフによると、閉店を発表してからお店を訪れる人は劇的に増えたそうで、「通常なら1日300食くらいだったのが、いまでは倍の600食くらいになりました」とのことです。飲食店としては嬉しい悲鳴のようにも聞こえますが、ホーム内で行列ができるのは列車の運行や安全上の問題があるため、店舗前のホーム床には列を示す線を引き、ピーク時には行列を統制する警備員まで配置する対応をしているそうです。
様々な世代に愛されたホーム内ラーメン筆者は同じ日の19時頃に再度お店を訪れてみました。
店舗を訪れる客層はさまざまでした。ネットニュースをキッカケに訪れたであろう20代のカップルや、「ごめん、パパは大盛りいっちゃうわ」と恥ずかしそうに大盛りを注文するお子さん連れの男性、カメラを片手に丹念に写真撮影したあとに列に並ぶ鉄道ファン。
行列に並んでいた60代の男性は学生時代から西新井駅を利用しているそうで、50年前のこのお店の様子を話してくれました。
「当時のラーメンの値段は80円だったかな?当時は学生なんでお金がなく、食べるよりも見ている方が多かったね。こんなに行列が出来てビックリだよ」と自身の人生を振り返りながら嬉しそうに思い出を語りました。
西新井駅の1日の乗降人員は6万人です。東武スカイツリーラインや東武大師線への乗り換えが多く、利用者の誰もがこの珍しいホーム内の立ち食いラーメン店を目にしていたことでしょう。閉店のニュースは、日常風景のひとつだったこのお店に訪れるためのキッカケとなったのかもしれません。
2026年3月31日に同店は閉店となりますが、同じスタッフによって西新井駅の直ぐそばで店舗型「西新井らーめん 駅前店」が営業しており、ホーム内店舗で提供されたラーメンも「ステーションラーメン」として提供されています。56年に渡って西新井駅の利用者に親しまれた店舗の歴史は終わりますが、その味は別の形で受け継がれていきます。

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