“楽しんご式”新幹線出張のメリットとは

 東京~福岡間は新幹線で約5時間かかるため、「9割の人が飛行機を選ぶ」というデータもあります。そうしたなか、“新幹線派”になったという意見がSNSで話題になりました。

【あなたはどっち派?】「東京-福岡」は新幹線か、飛行機か(画像で見る)

 タレントの楽しんごさんが2026年3月25日、福岡に行く際は飛行機ではなく新幹線の方がよいという持論を公式Xに投稿。“新幹線派”と“飛行機派”の双方から、さまざまな意見や反響が寄せられています。

 楽しんごさんはXに、「飛行機派だった自分に言いたい。福岡行くの、もう新幹線でいい。羽田までの移動、保安検査、待ち時間…あの一連の“見えないロス”全部カットできるのデカすぎる。ドアtoドアで考えたら、むしろ早いまである」と投稿。

 その理由を、「Wi-Fiある、充電できる、席広い。もう“移動”じゃなくて“自分の部屋”。これマジで大事なんだけど、移動時間が『消耗』じゃなくて『生産性』に変わる。仕事もできるし、整うし、休めるし、回復もする」とつづっています。

 一方、飛行機は羽田空港-福岡空港を約2時間で移動でき、純粋な移動時間には2.5倍ほどの差があります。費用面では新幹線が東京駅-博多駅で2万3810円(指定席、通常期)、羽田空港-福岡空港間の飛行機は、LCCなども含めると1万円以下~3万円台と幅広い価格帯となっています。

 では、実際に東京エリアと福岡エリアを新幹線で行き来すると、どのようなメリットが感じられるのでしょうか。

新幹線は“没頭タイプ”のビジネスマン向き?

 今回乗車したのは、往復とも15時30分台に出発し、20時30分台に現地へ到着する「のぞみ」です。座席は通常の指定席を選択しています。

「9割が飛行機」の東京~福岡、新幹線のメリットは? 「仕事も...の画像はこちら >>

実際に原稿編集などの業務を行いながらメリットを検証(乗りものニュース編集部撮影)

 品川-博多間の乗車時間は約4時間50分。それだけの長い時間、基本的には同じ場所で座っていることになります。

 他方、飛行機の場合は前出の通りフライト以外の様々な“移動”が伴います。仕事をしたい場合は、機内にいる時間が短いうえ、保安検査や搭乗まで待ち時間、乗り込みなどで何度もノートパソコンや道具などを出し入れするのはやや煩雑かもしれません。

 その点、新幹線は一度改札を通って乗車してしまえば、あとは自席でパソコンや道具をセットし、到着駅まで作業を進めることができます。移動中は窓からの景色も適度に変化していくため、疲れを感じた時の気分転換にもなります。

 ただし、普通車でのワゴン販売は「のぞみ」もすでに廃止されているため、飲み物などはあらかじめ購入しておく必要があります。車内の喫煙ルームも2024年3月に全廃されており、“気分転換”という意味では、できることが以前より乏しくなっています。

 そして、新幹線のメリットとしてよく言及される「Wi-Fi環境の有無」については、あまり強いメリットを感じませんでした。

トンネル区間を中心に、通信が不安定になる場面が多かったからです。これは特に、トンネルの多い山陽新幹線の区間では顕著になります。

 またビジネスマンにとって、フリーWi-Fiはセキュリティ上の懸念が大きいのも事実で、企業によっては使用を禁止しているケースもあります。新幹線のフリーWi-Fiは、あくまで“プラスアルファ”程度のサービスだと割り切り、モバイルルーターやスマートフォンのテザリング機能を使いつつ、通信が要所で遮断されることも想定し、あらかじめネット環境がなくても進められる業務を用意しておくほうが良いかもしれません。

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