南北線延伸区間の駅間トンネル工事に着手へ

 東京メトロは、南北線の延伸区間(品川~白金高輪)について、駅間シールドトンネル工事を今年度に発注します。施工者の選定後に着工となる予定です。

【画像】深すぎる!これが南北線「延伸区間」のルート&構造です

 南北線では、白金高輪~白金台間から分岐する約2.5kmの新線を建設し、品川駅への乗り入れを実現する工事が始まっており、各種調査や道路施設物を撤去・移設する工事が進んでいます。

 白金高輪~白金台間の分岐部と品川駅は、地盤を直接掘削する開削工法、駅間は複線シールドトンネルで建設される予定です。東京都港区白金台2・3丁目の約1kmに関しては、大深度地下となります。地表面からの深さは約45~53m、最深部は64mにおよびます。

 なお、「日本で一番深い地下鉄駅」となっている大江戸線の六本木駅は深さ42.3mです。南北線の延伸区間は、日本の地下鉄でもトップクラスの「モグラ路線」となる見込みですが、延伸区間に途中駅は計画されていません。

 今年度に発注される駅間トンネルのシールド工事「7号線高輪工区土木工事」は、第3四半期(10~12月)に発注が予定されており、工期は84か月となります。

 南北線は、東京の都心(大手町や日本橋)や副都心(新宿、渋谷、池袋)を通らないため、東京の地下鉄路線の中では比較的地味な路線です。ただ、今後は再開発が相次ぎ、リニア中央新幹線の始発駅となる予定の品川駅と直結することで、利便性が大幅に向上します。延伸区間は2030年代半ばに開業し、品川~六本木一丁目間の所要時間は、現状の約19分から約9分に短縮される予定となっています。

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