縁起でもない国道「429」号の難所をバイパス

 国土交通省 近畿地方整備局が2026年4月8日、今年度の予算概要を発表。そのなかで補助事業として進めている国道429号「榎峠バイパス」の2026年度開通を明示しています。

【これが超便利ルートに…!?】榎峠バイパスの概要&“激ヤバ酷道”っぷり(地図/写真)

 国道429号は、岡山県倉敷市から津山市、兵庫県朝来市、丹波市などを経由し京都府福知山市に至る道路です。このうち、いわゆる“酷道”として知られる兵庫・京都府境の榎峠をトンネルなどで一気に通過できるようにするのが、榎峠バイパスです。
 
 榎峠はほとんどの区間の道幅が5.5m以下で、最も細い区間だと約3m。これは大型車はもちろん、普通車のすれ違いも困難です。SNSでは「すれ違える場所なんか1箇所もなかったような」「対向車来なくて良かった…」といった体験談が寄せられるほか、「429号」が「死に苦」「死にに行く」などと音が通じることから、番号自体も縁起が悪いといわれています。

 そのような道ですが、府県の分かれた旧丹波国で歴史的にも使われてきた道であるほか、北側を通る国道9号の代替路として災害時を支える役割も担うことから、バイパス建設が進められてきました。開通により福知山市と丹波市の所要時間は約15分短縮されるそうです。

 バイパスの延長は2.4km。幅員7.5m(トンネル部7.0m)、車道2車線、設計速度50km/hで整備されます。長さ1092mの榎峠トンネル(仮称)は2025年6月に貫通式が催されています。

 この道は兵庫県側の北近畿豊岡道(青垣IC)と京都府側の舞鶴若狭道(福知山IC)をショートカットするような線形になります。府県をまたいだ観光の活性化などにも期待がかかっています。

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