フィリピンの玄関口、ニノイ・アキノ国際空港にあるJALのサクララウンジがリニューアルしました。分煙化や化粧ブースなど設備が充実したほか、2年の歳月をかけ「極めた」という好評のビーフカレーは引き続き提供されます。
2017年9月12日(火)、フィリピンの玄関口であるニノイ・アキノ国際空港(旧・マニラ国際空港)のターミナル1にある、JALのサクララウンジがリニューアルしました。
リニューアルしたニノイ・アキノ国際空港のJALサクララウンジ(2017年9月12日、石津祐介撮影)。
以前のラウンジに比べスペースが1.7倍になり、座席数は33席から58席に増えました。ダイニングエリアに22席、ラウンジエリアに38席となっています。
エントランスでは、画家のはやしまりこさんによる奈良、吉野の山桜をイメージした絵画が利用者を出迎え、ラウンジ内にはJALのコーポレートカラーである赤をバックに、マニラヤシをイメージしたアート作品が飾られています。

空港ターミナル1出国エリア3階のJALサクラランジ入口。

エントランスで吉野の山桜とスタッフがお出迎え。

今回のリニューアルで従来比約1.7倍の広さに。
喫煙ブースも改善され、スタンディングブースを設け分煙化がなされています。以前はラウンジ内に無かった化粧室も2ブース設置されました。また、座席には携帯端末やPCなどに利用できる電源とUSBポートが大幅に増設されています。
報道陣への公開の場でJALマニラ支店の石田和宏支店長は、「以前からマニラのラウンジに関しては、改善の要望が多く、2ヶ月間の工事期間を経て、ようやくリニューアルする事ができました。

左2番目から、山崎所長、石田支店長、藤島グループ長。

要望が多かったタバコの臭いに対応するため喫煙室も改善。

デスクには電源とUSBポートを大幅に増設。
続いて同社商品・サービス企画本部、開発部の藤島浩一郎グループ長は「今回のリニューアルではラウンジ面積の拡大と、席数を増やす事ができました。しっかりとしたサービスを提供するとこが悲願だったので、このリニューアルを嬉しく思います」と語りました。
最後に、同社マニラ空港所、山崎晃司所長が「2年以上かけてスタッフが極めたカレーの味を引継ぎつつ、新しくなったラウンジでお客様に満足いくサービスを提供したいです」と締めくくりました。
イチオシの特製カレー、味の秘訣は「出汁」石田支店長や山崎所長が挨拶で触れたように、ここマニラのJAL空港ラウンジでは、スタッフが2年以上かけて作り上げた自慢の特製ビーフカレーが提供されています。

ゴロゴロの大きな牛肉が食べ応えのある特製ビーフカレー。

フィリピンで人気のシナモンロールもメニューに。

フィリピンを代表するビール「サンミゲル」も提供。
ラウンジでカレーを提供し始めた当初は、フィリピンのケータリング会社で作っていたため、味にもばらつきがあるなど日本人が満足できるようなものにはならなかったそうです。
その後も所長自らが毎日のようにカレーの味をチェックし、お客様に満足いく味を維持できるよう努め、そうした甲斐もあり、いまでは毎日10kgを越える量のカレーが消費されるほど人気のメニューになっているそうです。
今回のリニューアルで、より快適に飛行機の待ち時間が過ごせるようになったニノイ・アキノ国際空港のサクララウンジ。場所はターミナル1出国エリアの3階、営業時間は午前7時から14時30分までとなっています(出発スケジュールに応じて変更あり)。