スカニア製2階建てバス、地方の都市間バスにも導入!

 みちのりホールディングス(東京都千代田区)は2019年7月3日(水)、同社傘下の岩手県北バスが運行する盛岡~宮古間の都市間バスに、スカニア社(スウェーデン)製の2階建てバスを導入、7月31日(水)に出発式を行うと発表しました。

スカニア製2階建てバスに初の3列シート搭載車 盛岡~宮古間の...の画像はこちら >>

みちのりホールディングスの「MEX」塗装をまとった「盛宮106特急」(画像:みちのりホールディングス)。

 盛岡~宮古間の都市間バスは国道106号を走ることから「106急行バス」と通称されますが、このバスは特急便「盛宮106特急」として1日1往復、盛岡駅~宮古駅~浄土ヶ浜パークホテル間で運行されます。

 座席は全53席で、3列シートと4列シートが組み合わされて配置されます。2階最前列部の「ワイドビューシート」6席、1階の「ビジネスシート」6席が3列シート、それ以外が4列の「スタンダードシート」です。全席にAC電源(窓側席にはUSBも配置)、個別照明、カップホルダーを備えるほか、3列席はシートテーブル付きです。車内でフリーWi-Fiも利用でき、車いす対応のトイレ1台も備わっています。

 大人片道運賃は、「ワイドビューシート」「ビジネスシート」が2500円、「スタンダードシート」が2030円です。7月4日(木)から予約受付が始まります。

 このスカニア社製2階建てバスは、2018年3月の京成バスを皮切りに、いくつかの事業者が乗合バス(高速バス)に導入していますが、みちのりホールディングスによると、この車両に3列シートを導入するのは、今回が日本で初めてだそうです。

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