日本だけでなく、世界のLCCでお馴染みのボーイング737シリーズとエアバスA320シリーズ。サイズなど類似点が多く、見た目も似ている機種ですが、実は結構、違うところがあります。
日本のLCC(格安航空会社)でお馴染みの機種は、ボーイング737シリーズと、エアバスA320シリーズのふたつ。型式や航空会社による差はありますが、共に座席数は180席前後で、全長は40m弱と類似点の多い機種です。
また、車輪の数や座席の配置(共に標準は横3-3列)も同じであるほか、型式によっては、大きく立ち上がった主翼先端の「ウイングレット(A320シリーズで『シャークレット』」も共通しています。
上が春秋航空日本のボーイング737型機、下がピーチのエアバスA320型機(乗りものニュース編集部撮影)。
一見すると、よく似ている2機種ですが、大きく次のように判別できます。
前脚の収納ドアの形横から見て、前後に長ければ737シリーズ。正方形に近いのがA320シリーズ。
垂直尾翼垂直尾翼の前側に低く長い「ヒレ」状の部分があれば737シリーズ。なければA320シリーズ。
エンジン下部の形エンジン下部が潰れ「おにぎり型」であれば737シリーズ(型式によって異なるものあり)。円形に近いのがA320シリーズ。
窓枠が角張っているのが737シリーズ。少し丸みを帯びているのがA320シリーズ。
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全体的に「角張っていて特徴的な形状が多い」のが737シリーズで、「丸みを帯びシンプルな形状が多い」のがA320シリーズといえるでしょう。
※一部修正しました(11月4日10時10分)。