発売50周年を迎えるミニカー玩具「トミカ」が、さまざまな記念プロジェクトを展開。初代6車種の再現など記念商品の発売、アニメ『トミカ絆合体! アースグランナー』放送、企業・ブランドとのコラボなどが続々登場予定です。
タカラトミーは2020年1月15日(水)、ミニカー玩具「トミカ」発売50周年を迎えることから、記念商品の発売やアニメ化、企業・ブランドとのコラボなどを展開すると発表しました。
1970年発売の初代「トミカ」。当時の価格は180円だった(画像:タカラトミー)。
1970(昭和45)年に登場した初代トミカ6車種を、現在のトミカに合わせた仕様・金型で再現した「トミカ50周年記念コレクション」(税別希望小売価格各700円)が発売中。
さらに2月からは「トミカ50周年ヒストリーセレクション」が書店に並びます。トミカの半世紀の歴史を振り返り、10年ごとに「今でも印象的な一台」をセレクト。その時代と車種についての解説をトミカとともに楽しめる商品です。
2月から12月にかけて偶数月に全6台を発売。2月は「1970-1979 Vol.1 トヨタ 2000GT」で、4月の「Vol.2」以降は、発売前月に車種が発表されます。希望小売価格は各1000円(税別)です。
大人向けトミカも記念商品 アニメ化も決定また、1/43スケールシリーズ「トミカプレミアムRS」シリーズの第3弾として、「トミカプレミアムRS トヨタ2000GT」の赤・白を1月18日(土)に発売。サスペンション、左右ドア開閉などのギミックが盛り込まれており、触って楽しめることが特徴で、希望小売価格は各3500円(税別)です。

「トミカプレミアムRS トヨタ2000GT(赤・白)」(画像:タカラトミー)。
このほか、ホンダ・トヨタ・日産の各社実車デザイナーが特別にデザインした記念仕様トミカ3種を4月から順次発売。
タカラトミーグループの模型メーカー、トミーテックが展開する1/64スケールミニカーブランド「トミカリミテッド ヴィンテージ」からは、記念商品として「日産セドリック2000GL」2種(税別希望小売価格各2700円、6月発売予定)と、「三菱ギャランGTO」2種(税別希望小売価格各2500円、8月発売予定)が登場します。
4月からは、アニメ番組『トミカ絆合体! アースグランナー』の放送がスタート。トミカのテレビアニメ化は2017年の『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド 機動救急警察』以来およそ2年半ぶりです。アニメ放送に加え、玩具、ゲーム、雑誌連載なども展開されます。
はとバスに「リアルトミカ号」 乗ると非売品トミカ贈呈企業とのコラボでは、はとバスにラッピング車両「リアルトミカ号」が登場。1台限定のデザインで、都内の名所を巡ります。乗車した人にはオリジナルのトミカ(非売品)をプレゼント。期間は3月20日(金)から5月6日(水)までです。

はとバスとコラボしたオリジナル「トミカ」のイメージ(画像:タカラトミー)。
ロッテの「チョコパイ」は、春から夏にかけて、パッケージが特別バージョンに。
「東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート」(千葉県浦安市)では、トミカで装飾した「トミカルーム」宿泊プランを設定。1日2室限定で、2021年6月30日(水)までです。このほか、複数のアパレルブランドからトレーナーやTシャツ、雑貨などが順次発表されます。
50周年の展示・物販イベント「トミカ50th サンクスフェス」を2月から5月にかけて全国6か所の商業施設で開催。トミカの歴史展示や巨大ジオラマ、ステージショーなどを楽しめます。10月には「トミカ50周年ファン感謝祭」も開催予定です。
「トミカ」は1970(昭和45)年8月18日に登場。国内で売られているダイキャスト製ミニカーはそれまで海外製の外国車モデルがほとんどでしたが、トミカは実際に街を走っている国産車を中心にラインナップ。以来、タカラトミーによると1050車種以上、累計6億7000万台以上を販売したといいます(2020年1月現在)。