新型コロナの航空貨物需要増にも対応します。

 ポルトガルのチャーター便などを手掛ける航空会社、ハイフライ航空が現地時間2020年7月7日(火)、同社が保有する総2階建て旅客機エアバスA380型機の一部座席を一時的に撤去。

貨物機として用いることで、新型コロナの影響で増える航空貨物の需要に対応すると発表しました。

世界初 総2階建て「エアバスA380」貨物型デビュー ポルト...の画像はこちら >>

ハイフライ航空のA380型機(画像:Riik@mctr[CC BY-SA〈https://bit.ly/2OkuXi9〉])。

 A380型機が貨物機に転用されるのは世界初のこと。この改修により、客室下の従来の貨物スペースのほか、1階席、2階席あわせて最大で約320立方メートル、重量ベースで約60tの貨物輸送量を搭載できるとしています。

 なお米メディアCNNによると、このA380型機はシンガポール航空から引き継いだもので、総座席数は471とのこと。また航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、直近のフライトは、6月22日のモントリオール(カナダ)発、ベージャ(ポルトガル)行きでした。

※一部修正しました(7月14日21時30分)。

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