タカラトミーが「トミカ」の50周年にあわせ、数万円もする「50台セット」商品を複数発売しています。「交通機動隊50台セット」のようなジャンルものから、「終電間近のロータリー50台セット」のような情景ものまであり、意外と売れているようです。
タカラトミーが「トミカ」の誕生50周年にあわせ、2万円から4万円もする「50台セット」商品を複数発売しています。
たとえば2020年5月発売の「交通機動隊50台セット」は白バイ40台とパトカー10台、7月発売の「終電間際のロータリー50台セット」は路線バス5台、乗用車5台、タクシー車両40台、といった内容。常識破りの売り方に、インターネット上では「狂気を感じる」などと驚きの声が見られます。
トミカ「終電間際のロータリー50台セット」。実際の商品のサイズ・スケールは異なる(画像:タカラトミー/(C) TOMY)。
こうしたセット商品は以前からあったそう。たとえば動物フィギュアの「アニア」で、同一商品を複数セットにした「ライオンの群れセット」「フラミンゴの群れセット」といったものを、タカラトミーモールのオリジナルとして展開してきたそうです。今回のトミカのセットは、「50周年のメモリアルですので、その盛り上がりにタカラトミーモール担当としてひと役買いたいという思いで企画しました」(タカラトミー)とのこと。
ラインアップは、前出の「交通機動隊50台セット」や、クレーン車など節々が動くブームを持つ車両を集めた「骨格カクカク50台セット」のように、車両の共通点に注目したもの、「終電間近のロータリー50台セット」や「どこかの山のツーリング50台セット」のように、車両がたくさん集まる情景を思い浮かべて企画したものとがあるそうです。
味をしめたか? あのおもちゃも45周年でセット商品突拍子もないようにも見えるこれらセット商品ですが、いずれも、高額にもかかわらず売れているようです。
「予想を大きく上回る多くのお客様にご注文をいただいており、正直驚いております。また、SNSでも大きく反響いただいていることを確認しており、うれしい限りです」(タカラトミー)
タカラトミーが「『終電間際のロータリー50台セット』の背景に」とオススメしてくれた「プラレール ひろげて立体!トミカとプラレールの街マップ」(画像:タカラトミー/(C) TOMY)。
ただ、実際に購入した人がどう遊んでいるのかは、「わたし自身も気になっています(笑)」ということでした。これらセットは毎月第3土曜「トミカの日」に発売されており、今後も新しいものが登場するそうです。
ちなみに、2020年は「黒ひげ危機一髪」の45周年でもあり、こちらもセット商品を展開。樽に入った5人の「黒ひげ」が一度に飛び出す商品を9個セットにした「超飛び黒ひげ危機一発MAX45」が、3万円近い価格でラインアップされています。

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