JALの豪州就航都市はシドニー、メルボルンの2路線ですが…。
新型コロナの影響下、JAL(日本航空)が一風変わった貨物便を運航しています。
JALが自社運航しているオーストラリア就航都市は、2020年8月現在のダイヤ上でシドニーとメルボルンの2路線のみ。ブリスベン線は2010(平成22)年まで運航していたものの、撤退しています。どのような背景があったのでしょうか。
JALのボーイング787型機。成田~ブリスベン線初便はこのモデルで運航される(2020年、乗りものニュース編集部撮影)。
新型コロナ影響下、オーストラリア貿易投資促進庁が同国産の農水産品の輸出などを維持することを目的に、補助金を支給し物流を維持するプログラム「IFAM(国際貨物援助機構)」を実施。そのなかで9社が指定エアラインに認定され、日本からはJALのみが選出されました。
JALではこのプログラムに基づく貨物チャーター便を、同年6月からシドニーとメルボルンで週1往復ずつ運航。その実績から今回、普段就航していないブリスベン線で追加運航依頼を受け、運航することになったとのことです。
成田~ブリスベンのチャーター線は、11月4日(水)成田発まで計12往復が予定されています。初便は8月19日(水)、すでに成田を出発しており、折り返し便でマグロ、魚類を中心に5コンテナ程度を搭載し、21日(金)に成田に到着予定です。

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