日経平均株価が史上初めて5万円を突破し、金・銀価格が最高値を更新――。景気回復を思わせる2025年だったが、一方で企業倒産は増え続けた。

円安、金利上昇、人手不足など、厳しい環境が過剰債務を抱えた中小企業に襲い掛かっている。また、中堅企業の粉飾決算も発覚が後を絶たず、大手自動車部品メーカーはチャプター11による債務整理に踏み切った。異例の事態が相次ぎ、審査部門の強化に動く企業も増えている。


 大型粉飾や海外倒産法、海外情勢に翻弄された2025年を振り返る。

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