アジやメバル狙いのライトゲームに必須なのが『ワーム』。実はこのソフトルアー、保管方法を間違えると『変形』『変色』といったトラブルがある。

今回は、ワームを保管・収納する時の注意点について解説しよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

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ワームの保管時の5つの注意点

アジングやメバリングのためのワームの保管は、しっかりとしておきたいもの。せっかく買ったワームなのだから、変性や変色などをさせずに使いたい。

保管時の5つのポイントを押さえて大事に保管しよう。

1. ワームプルーフのケース

100均ショップなどで買ったケースにワームを入れおいたら、ワームが溶けてしまった…。なんていう経験をした人も少なくないのではないだろうか。100均ショップのケースは安くて良いのだが、釣りの用途には考えられていない。

ワームの保管には、『ワームプルーフつきの専用ケース』を使う。これはマストだ。ワームプルーフとは、『ワームを入れても溶けないような素材が使用されている』ということ。表示がない場合もあるので、分からなければ釣具店スタッフに確認しよう。

2. メッシュシートの利用

ワーム保管用に使っているケースの上蓋に、ワームがペタペタと引っ付く。これはなかなかストレスだ。少し気を抜くと、そのままどこかに落としてしまうことも。

このような事態を防ぐためには、ワームケースの上蓋にメッシュシートを貼りつけてしまえばOKだ。

100均ショップでも買えるし、釣り具メーカー品もある。また、最初からワームが引っ付かない仕様のワーム保管専用ケースもある。

ライトゲーム『ワーム』を保管する時の5原則 間違えると溶けてしまう?
メッシュシートでワームの貼り付き防止(提供:WEBライター・井上海生)

3. 色ごとに分けて保管

ワームの変色は、結構気になるものだ。変色したワームだと、心なしか魚の食いが落ちるような気もする。やはり、ケースの中でワームは色ごとに分けて保管すべきだろう。

異なる色のワームを混ぜると変色してしまう。しかし、同系色のワーム、特に同メーカーで同色で別種のワームは、同じところに保管してもよいと思う。私はそうしているが、それで特に変色したことはない。

注意したいのがクリア系のワームだ。他の仕切りから色の強いワームが紛れ込むと、簡単に変色する。チャートや派手系ソリッドのワームは、クリアから遠ざけて保管しよう。

ライトゲーム『ワーム』を保管する時の5原則 間違えると溶けてしまう?
クリア系ワームは色移りしやすい(提供:WEBライター・井上海生)

4. エラストマー系ワーム

フグやベラの歯にも強いエラストマー系ワーム。これは、1種類あるだけで重宝する。特に岩礁帯の日中などで、フグやベラが多い状況で釣る際には、必ず携行しておきたいワームだが、ワームケースの中に入れないように注意したい。

というのも、ワームケースの中でエラストマー系と一般的な塩ビ系のワームが混じると、素材同士が喧嘩してワームがドロドロに溶けてしまう。変性を避けるため、エラストマー系のワームは購入時のパッケージのまま保管しよう。

ライトゲーム『ワーム』を保管する時の5原則 間違えると溶けてしまう?
できればパッケージで保管(提供:WEBライター・井上海生)

5. 小パケットで保存

基本的に、釣り場に持ち込むワームの種類は、ワームケースの仕切り分だけに抑えることをオススメする。あまりたくさん持っていくと、何を使って釣るか迷いが生じるからだ。

しかし、「念のためこれも」「低活性時のためにこいつも」と、どうしても持っていきたいワームもあるはず。その場合、小さなビニールの袋に入れて携行すると良い。いわゆる「パケット」といわれる袋で、小パケットに入れて、大パケットに包んで保管する。これで3、4種までなら、釣り場での機動性を損なわずに取り出せて、問題ないだろう。

ライトゲーム『ワーム』を保管する時の5原則 間違えると溶けてしまう?
小パケットで持ち運ぶ(提供:WEBライター・井上海生)

ケースごと紛失に注意

ここまでいろいろとワームの保管に関して細かいことを確認してきたが、どれだけ慎重にワームを保管していても、釣り場でケースを落として紛失してしまったら、ジ・エンドだ。数多くの種類のワームを入れたそのケースは、価格にすればいくらになるのか…。

私はワームケースを、まるでシーバスのプラグでも持ち運ぶように、超・大事に扱っている。おかげで、今まで「丸ごとボトン」の失敗は免れている。

<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>

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