今回は船宿の予約完了から釣行当日までの流れを、やっておくとスムーズな事柄を踏まえて紹介する。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)
予約してから前日まで
急に思い立って計画しない限り、予約が完了してから釣行当日までは比較的時間がある。この間にやっておくべき、または気になる事柄は「必要なアイテムの準備」、「予約のキャンセル」、「出船の可否」の3点だ。
必要なアイテムの準備
全てレンタルタックルで済ませてしまうなら必要ないが、自前のタックルで挑んでやろうと思っている方は、釣具店へ行って船長から教えてもらったアイテムを買いそろえておこう。人によっては一番の楽しみだという期間、じっくり吟味してそろえていこう。

また、釣り具の準備にばかり目が行きがちだが、同時に準備しておきたいのが身の回りの品々。船釣りでは雨が降っていなくても移動の途中で波をかぶったり、循環パイプからの海水で足元は濡れていることが多い。長靴は準備しておいた方がいいだろう。
また、風が出て波が立つと出船は中止になってしまうが、多少の雨なら問題なく出船となる。前日になって慌てないよう、カッパはあらかじめ準備しておきたい。
このほか、船に酔う人は酔い止めの薬、帽子、タオル(手拭き用)、日焼け止め、船上で食べるお弁当、船上で飲む飲み物(日中は必要だと考えた分量+500mlくらい)などは確実に用意しておきたいアイテムだ。

予約のキャンセル
一度予約を入れたら、キャンセルはしないのがマナー。それでもどうしても外せない急用や体調悪化でキャンセルしなければならない状況になることもある。そんな場合はすみやかに船宿に連絡しよう(場合によってはキャンセル料金が発生する場合もある)。
出船の可否
当日の釣りが気になって、ついつい見てしまうのが週間天気予報。とはいえ天気がよければ出れるとは限らない。気になる気持ちもわかるが、ここは船長の判断に任せよう。
おおよその船は前日19時の天気予報を見て出船の可否を判断する。
釣行前日の注意点
予約時のチェック項目をおさらいし、忘れ物がないか確認する。起きたらすぐに出発できるように、荷物はあらかじめそろえて車に積んでおくと安心だ。
そして暴飲暴食は避け、しっかり睡眠をとること。数時間は慣れない海上にいるため、睡眠不足は船酔いの原因にもなる。特に釣行先が遠方の場合は、夜中に起きて出発ということも考えられる。しっかり睡眠時間が確保できるよう、逆算して行動するようにしよう。

人によるとは思うが、体調が万全でないと酔い止めを飲んでいても船酔いしてしまうこともある。船酔いしてしまうと釣りどころではなくなるので、前日の体調管理はかなり重要だと考えておいてほしい。
釣行当日の注意点
集合(出船)時間に遅れないように余裕を持って出発する。出船は深夜~早朝が多いが、その時間帯の移動は高速道路などの通行止めであたふたすることもある。事前に調べておこう。

そして、出船時間の少なくとも20分くらいは前に乗船場に着き準備を整えよう。船長がやってきたらあいさつを忘れずに!
船に酔う人は船酔い予防として、酔い止め薬を服用する。薬の種類や飲み方などはネットで色々と調べられるが、効果・効能は個人差があるので注意が必要。心配なら、かかりつけのお医者さんや薬局で確認するといい。
釣り座が決まったらさぁ出船。乗合船の場合、最低でも釣り座の両隣さんにはヨロシクと声かけしておきたい。その時、初心者だと告げておくと色々教えてもらえることもある。
あとは深く考えず、おもいっきり船釣りを楽しもう!

<中西/TSURINEWS関西編集部>