関東のおすすめ海釣り場を案内。今回はファミリーや初心者でも釣りを楽しめる千葉県の「境川」と「富浦新港」を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛)
浦安・境川はハゼ釣りのメッカ
境川は関東屈指のハゼ釣り場。河口付近にはトイレや自動販売機を完備した浦安市総合公園や高洲海浜公園があり、無料で広大な駐車場が利用できる。釣り場までは各駐車場から徒歩10分ほど。上流に向かって続く川沿いのテラスは約2km。特に高洲海浜公園側のテラスは足場がよく、密集を避けながら安心して楽しむことができる。

ハゼはチョイ投げやウキ釣り、またはミャク釣りなど簡単な仕掛けでいい。チョイ投げは、5号程度のオモリを付けた天ビンに市販の投げ釣り仕掛けを結んで少し投げればOK。浅場に接岸してくる時期に数を伸ばすなら、ウキ、ミャク釣りの方が手返しがいい。
エサは小さくカットした青イソメが一般的だが、虫エサが苦手な人は人工エサでもいい。時期によって釣れるハゼのサイズが変わるので、ハリは袖4~6号。アタってもすっぽ抜けるときは、エサの大きさや誘い、アワセのタイミングを変えるといい。
ピクニック感覚で楽しもう
足元から数mはカキ殻が沈んでいるので、根掛かりが多い場所やアタリが少ない場所は見切って移動するのが賢明。全体的に足場がいい河川だが、潮位が1mを超えると水没する場所もでてくる。そんな場所は滑りやすく危険なので近づかない。
アフターフィッシングは、先に紹介した浦安市総合公園や高洲海浜公園は広大な芝生の広場や遊具があるので、家族でピクニック感覚で楽しむのもいい。弁当を持参して外で食べるのもオススメ。
▼この釣り場について境川
富浦新港はアクセス良好
南房総市の富浦新港は、広い駐車スペースがあり人気。さらに、館山道富浦ICから10分程度で到着できるアクセスのよさは特筆もの。近くにはトイレも完備で子供や女性も安心。

北ケイセンはチョイ投げで
左右2つの堤防があり、これからの時期は、初心者にも簡単に狙えるチョイ投げやサビキ釣りが面白い。地図上でAとしている堤防は「北ケイセン」と呼ばれ、足場がよく、駐車スペースからも近いため人気。

足元から数mは堤防の基礎部分が沈んでいるのでチョイ投げがオススメ。仕掛けは下図参照。これからの時期はシロギスやメゴチなどが狙いめ。日中は遠投が有利だが、早朝や条件がいい日はチョイ投げでいい。放置時間が長いとヒトデの餌食になってしまうので、少しずつ巻き取って探る。

前述の通り、堤防手前は障害物が多いので、近くまで仕掛けが寄ってきた場合は早めに回収。
サビキや泳がせも楽しめる
右側の堤防(地図上のB)も駐車スペースから近く、足場良好。しかし、北ケイセンより浅く、海底のほとんどが砂地。Aに比べ空いていることが多く、密集を避けながらも安心して楽しむことができる。

足元の障害物は少ないので、サビキ釣りがオススメ。仕掛けは図参照。イワシや小サバ、時にはアジが群れで寄ってくる。アジやイワシが釣れたら太めの仕掛けでこれらをエサにして泳がせればヒラメやマゴチも期待できる。

富浦新港は駐車スペースから近く足場もいいが、必ずライフジャケットなどの安全面に配慮するように。
<週刊つりニュース関東版 APC・澤田朝寛/TSURINEWS編>
▼この釣り場について富浦新港
この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年8月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。