千葉県・南房エリアの主要漁港7選を紹介。様々な釣物の遊漁船が出船している人気エリアだ。

(アイキャッチ画像提供:竜一丸)

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千葉・南房エリア概要

今回は便宜上、小湊~富浦までにかけてを「南房」としている。外海側と東京湾側が混在しているので、釣り物もバラエティーに富んでいて、港もそれぞれ違った雰囲気がある。

【南房2020】遊漁船が出船する代表的な漁港7選 釣物多彩の人気エリア
南房広域マップ(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

交通

東京方面からはアクアライン~館山道富浦ICのルートが一般的。帰宅時は、混雑状況に合わせてアクアラインか、京葉道を使い分けるといい。

季節

温暖な気候が特徴で、関東地区でいち早く春を迎えることで知られる。ここ数年、夏~秋にかけては大型台風により大きな被害を受けている港が少なくない。冬場の北風に強い港が多いのが特徴的。

釣り物

春のイサキは当地を代表する釣り。基本的にはアミコマセを使った細ハリス仕掛けのビシ釣りで狙う。

夏から秋はマダイや青物の五目釣りが定番。9月ごろからは、回遊次第だが小湊や洲の崎では魚皮バケを使ったカッタクリ釣りが盛り上がる。10月、11月ごろからは活きイワシ泳がせのヒラメ・マハタ釣りが各地で解禁する。

ヒラメだけでなく、マハタは特に人気だ。

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月別おすすめターゲット(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

浅場の根周りでは、胴突き仕掛けやテンヤで狙う根魚釣りが面白い。特にテンヤやルアーでアカハタなどを狙う釣りは特に人気。

洲の崎

東京湾口に位置する洲の崎。港は北港(栄の浦港)と、西港と2つあるので注意。古くからシャクリマダイ釣りの伝統がある好釣り場。数年前から春を除くシーズンのオキアミコマセでの釣りが解禁になった。東京湾、外海へとそれぞれに行きやすく釣り物は豊富。

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洲の崎(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

西川名

小さな港だが、ダイビングや磯釣りでも人気の場所。それだけの好釣り場で、イサキやマダイ、根魚などたくさんの魚がダイバーだけではなく釣り人も楽しませてくれる。

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西川名(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

伊戸

こちらも人気のダイビングスポット。この辺りから南にかけて、磯場から平砂浦海岸と呼ばれる砂浜となる。そんな地形の変化もあってヒラメやカンパチなどの好ポイントとして知られる。

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伊戸(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

相浜/布良

布良はマグロはえ縄漁の発祥地といわれる歴史を持つ港。それもそのはず、同地の沖合の「布良瀬」と呼ばれる瀬は超一級漁場。それだけに、さまざまな釣りが楽しめるエリア。

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相浜/和布(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

乙浜

房総半島南端の野島崎灯台に近い乙浜港は多くの遊漁船がある大きな港。イカや中深場の根魚、イサキなどさまざまな魚を看板にしている。近年注目はルアーやテンヤを使ったロックフィッシュゲーム。アカハタやカサゴ、マハタなどのファイトを楽しもう。

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乙浜(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

江見太夫崎

源頼朝が鴨川地区で再起を図っていたと言われている。そして同地で岩についた蹄の跡を見て、ある洞窟で黒々とした名馬を見付け太夫黒と名付けたという伝説が残っている。複雑な根に育まれ根魚やヒラメなどは鉄板ターゲット。

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江見太夫崎(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

小湊

珍しいタイの群生地「鯛ノ浦」にほど近い大きな港。イカや根魚、マダイやイサキなどの好釣り場が近隣に点在するため、移動時間が少なくリレー釣りが人気。

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小湊(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年8月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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