8月5日(水)、埼玉県秩父郡横瀬町を流れる横瀬川へ釣行。夕マヅメ90分勝負で良型ヤマメが釣れたうえに、クワガタ採集では狙い通りミヤマクワガタを採集し大満足。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)

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埼玉・横瀬川で渓流釣り

横瀬川は荒川水系の支流の一つで、以前から知っていたが釣りをするのは初めての川だ。ヤマメ、イワナが上流で釣れ、管理釣り場下流はニジマスも交じるようだ。道路に面してアクセスがしやすいので、スレている魚も居るが時間がない時でもチャレンジはしやすい川である。

大人が楽しむ釣り&昆虫採集 ヤマメとミヤマクワガタ手中【横瀬川】
釣り場風景(提供:WEBライター・竹内尚哉)

タックル

当日のタックルは5.4m渓流ザオに、ミチイト0.6号を2mほど結んで渓流釣りでいうチョウチン仕掛けにする。ハリはヤマメバリ5号をミチイトと直結。目印を3つ付けて、オモリはガン玉を使用しポイントにより重さを選択する。エサは、ミミズを使用した。

「釣り」と「昆虫採集」の目標

渓流釣りとクワガタ採集を同日に楽しんで、できれば「良型のヤマメかイワナを釣り、採集は樹液でミヤマクワガタを採集」したい。現地到着は16時なので、移動時間や帰宅時間を考慮すると釣りも90分採集も90分の合計3時間コースの予定である。

大人が楽しむ釣り&昆虫採集 ヤマメとミヤマクワガタ手中【横瀬川】
クロアゲハにも遭遇(提供:WEBライター・竹内尚哉)

まずは渓流釣り

夕方16時に横瀬町に到着し、コンビニで入漁券を買う。入る場所は車が1台ほどしか止まってなかった上流域に決定し、釣りを開始する。だが上流域を探っていくもアタリがない。釣り上がるもいいポイントは確認できず、30分経ってしまい入渓点まで戻ることに。

大人が楽しむ釣り&昆虫採集 ヤマメとミヤマクワガタ手中【横瀬川】
入渓点付近の釣り場(提供:WEBライター・竹内尚哉)

入渓点下流を攻める

下流を釣り下ると、すぐ下流のここぞという橋下ポイントでアタリ。だが掛かる魚は3寸クラスの可愛いヤマメばかりでコレといった進展はない。すぐに下流でまともなサイズのアタリがあるが、掛からず苦戦を強いられる。

ヤマメ25cmをキャッチ

時間もだんだん経過していくが、今日1番の大場所に辿り着いた。まさにここで釣れないのであればもう諦めるしかないだろう。

流れが速いのでここは慎重にオモリを追加して底波に入れると、流し終える所でサオがひったくられた。すかさずサオを立てると強い引きで、下流に少し下られたが小渓流なだけに問題なく取り込んだ。

釣れた魚は25cmの美形なヒレピンヤマメで、思わずにっこりしてしまった。制限時間90分以内に勝負がついて、釣れてくれた事に感謝した。写真を撮ってしばらく鑑賞してリリースし、釣りの部は終了となった。

大人が楽しむ釣り&昆虫採集 ヤマメとミヤマクワガタ手中【横瀬川】
25cmのヒレピン(提供:WEBライター・竹内尚哉)

昆虫採集を開始

良型ヤマメに癒され満足できたあと、車で実積場所に移動すると18時だ。先週久しぶりに平地での昆虫採集を5年ぶりにしたが、山地での採集も同様に5年ぶりとなる。

以前の記憶を頼りに樹液場へ到着。期待のクヌギもまだ健在で、樹液は出始めといった具合。私の装備としては普段着に安全靴を履きLEDライトを片手という必要最低限度の採集スタイル。

大人が楽しむ釣り&昆虫採集 ヤマメとミヤマクワガタ手中【横瀬川】
クヌギの木を見て回る(提供:WEBライター・竹内尚哉)

本命ミヤマクワガタ登場!

早速複数あるクヌギを見ていくと、カブトムシやスジクワガタがペアで樹液に来ている。やはり樹液場での観察はアツい。

そして、3本目に見た樹液場に金色のクワガタが張り付いている。

本命のミヤマクワガタだ。サイズ的には60mmと普通ではあるが、しっかりミヤマの特徴が出ていてカッコイイ個体だ。これでまたもや目的達成。

他の樹液も見ていくが、小さいスジクワガタばかりなので場所がえとし、再度車で移動した。

大人が楽しむ釣り&昆虫採集 ヤマメとミヤマクワガタ手中【横瀬川】
本命のミヤマクワガタ(提供:WEBライター・竹内尚哉)

大型スジクワガタはお持ち帰り

次なる実績場所のクヌギを見ていくと、1番期待のクヌギが折れて倒れていた。5年ぶりにくるとやはり状況はかわっているようだ。だが、10m山側には複数の樹液クヌギがあるので、まだ分からない。どれも樹液が薄く厳しいが、カブトムシやカナブンはいる。

少し休憩してから粘って2周目を回ると大型のスジクワガタが樹液に来ていた。サイズは34mmとスジクワガタにしては素晴らしいサイズなのでこれは持ち帰ることにした。

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特大サイズのスジクワガタ34mm(提供:WEBライター・竹内尚哉)

大自然を満喫

夕方からの活動とはいえ良型ヒレピンヤマメに加え、夜は樹液ミヤマ観察とダブルチャレンジ成功となり、欲張りな大自然の遊びを満喫できたのでこれまた気分は最高であった。大自然の中だからこそ渓流釣りも昆虫採集も程度が肝心なので、安全、安心を心掛けて遊ぶことを前提としたい。

また、マナーはもちろんのこと、その土地ならではのルールが存在している場合もある。

素晴らしい遊び場を後世まで残すためにも、事前に確認を行い、不必要なトラブルが起きぬようにしよう。

<竹内尚哉/TSURINEWS・WEBライター>

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